「神経型PASドメインタンパク質」の版間の差分

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===== 不安・恐怖応答 =====
===== 不安・恐怖応答 =====
 扁桃体におけるNPAS4の発現と機能が、不安様行動のレベルや恐怖記憶の形成・消去に関与することが示されている<ref name=Ploski2011><pubmed>21887312</pubmed></ref>(Ploski et al., 2011)。
 扁桃体におけるNPAS4の発現と機能が、不安様行動のレベルや恐怖記憶の形成・消去に関与することが示されている<ref name=Ploski2011><pubmed>21887312</pubmed></ref>(Ploski et al., 2011)。
===== 精神機能 =====
 ヒトにおける遺伝学的研究から、NPAS3遺伝子の変異(転座、欠失、SNP[single nucleotide polymorphism])が統合失調症や双極性障害のリスクと強く関連していることが繰り返し報告されており<ref name=Kamnasaran2003><pubmed>12746393</pubmed></ref><ref name=Pickard2009><pubmed>18317462</pubmed></ref>(Kamnasaran et al., 2003; Pickard et al., 2009)、NPAS3が正常な精神機能の維持に必須であることが示唆されている。


== 疾患との関わり ==
== 疾患との関わり ==