「プライミング効果」の版間の差分

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 プライミング効果とは,先行する刺激(プライマー)の処理が後の刺激(ターゲット)の処理を促進または抑制する効果のことを指す.プライミング効果は潜在的(無意識的)な処理によって行われるのが特徴であり,知覚レベル(知覚的プライミング効果)や意味レベル(意味的プライミング効果)で起こる.前者の処理は刺激の知覚様式(モダリティ)の違いによって,それぞれのモダリティに特異的な大脳皮質によって媒介される一方,後者の処理は側頭連合野などの意味処理に関連する大脳皮質によって媒介される.  
 プライミング効果とは,先行する刺激(プライマー)の処理が後の刺激(ターゲット)の処理を促進または抑制する効果のことを指す.プライミング効果は潜在的(無意識的)な処理によって行われるのが特徴であり,知覚レベル(知覚的プライミング効果)や意味レベル(意味的プライミング効果)で起こる.前者の処理は刺激の知覚様式(モダリティ)の違いによって,それぞれのモダリティに特異的な大脳皮質によって媒介される一方,後者の処理は側頭連合野などの意味処理に関連する大脳皮質によって媒介される.  


== プライミング効果の心理学的概要  ==
== プライミング効果の心理学的概要  ==
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