「中間径フィラメント」の版間の差分

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== 基本構造・重合  ==
== 基本構造・重合  ==


 幾つかの点で、他の2種の細胞骨格線維とは大きく異なっている。中間径フィラメントには極性がない。また、重合に[[wikipedia:JA:ATP|ATP]]や、[[wikipedia:JA:GTP|GTP]]を要さず、細胞質内で脱重合している成分は少ない。一旦重合すると生理的な[[緩衝液]]で脱重合することはなく安定である。アクチンや[[チュブリン]]ファミリーに比べ、構造が多様である。しかし、N末C末の球状領域をつなぐ桿状領域(rod domain, 340aa)はファミリー内で良く保存されている。この部分で[[コイルドコイル]]をつくった二量体がアンチパラレル(anti-parallel)に結合して四量体のプロトフィラメント(protofilament)となる。このプロトフィラメントが2つで、プロトフィブリル(protofibril)を形成、それが4つ集まり、10nmの太さになると考えられている。
 幾つかの点で、他の2種の細胞骨格線維とは大きく異なっている。中間径フィラメントには極性がない。また、重合に[[wikipedia:JA:ATP|ATP]]や、[[wikipedia:JA:GTP|GTP]]を要さず、細胞質内で脱重合している成分は少ない。一旦重合すると生理的な[[wikipedia:ja:緩衝液|緩衝液]]で脱重合することはなく安定である。アクチンや[[チュブリン]]ファミリーに比べ、構造が多様である。しかし、N末C末の球状領域をつなぐ桿状領域(rod domain, 340aa)はファミリー内で良く保存されている。この部分で[[コイルドコイル]]をつくった二量体がアンチパラレル(anti-parallel)に結合して四量体のプロトフィラメント(protofilament)となる。このプロトフィラメントが2つで、プロトフィブリル(protofibril)を形成、それが4つ集まり、10nmの太さになると考えられている。


== 機能 ==
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