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Fuminofujiyama (トーク | 投稿記録) 細編集の要約なし |
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==大脳辺縁系== | ==大脳辺縁系== | ||
脳弓は大脳辺縁系をつなぐ線維連絡として知られている。大脳辺縁系の領域は文献により異なるが、古くは1937年に、アメリカの神経解剖学者である James Papez が「帯状回が興奮すると、海馬体、乳頭体、視床の前核を経て帯状回に刺激が戻る」という神経回路を想定し、このモデルは古典的な「パペッツの情動回路 Papez circuit」として知られている。パペッツの理論はマクレーン Paul D.MacLean により、より広い領域に対する、現在の概念に近い「大脳辺縁系」に対して拡張された。現在は辺縁系のうち、扁桃体と海馬体の機能が解明されてきている。 | |||
==脳弓下器官 subfornical organ== | ==脳弓下器官 subfornical organ== | ||
近年、脳弓下器官 (subfornical organ; SFO)に血液や脳脊髄液に代表される体液(細胞外)中のNa(ナトリウム)濃度や細胞内のNa濃度の恒常性を保つためのNaxチャンネルというセンサーがあることがわかってきた。Nax は中枢神経系では、主に脳室周囲器官(circumventricular organs;CVOs) に発現しており、脳弓下器官の他には終板脈管器官(organum vasculosum of the lamina terminalis; OVLT)や最後野(area postrema) | 近年、脳弓下器官 (subfornical organ; SFO)に血液や脳脊髄液に代表される体液(細胞外)中のNa(ナトリウム)濃度や細胞内のNa濃度の恒常性を保つためのNaxチャンネルというセンサーがあることがわかってきた。Nax は中枢神経系では、主に脳室周囲器官(circumventricular organs;CVOs) に発現しており、脳弓下器官の他には終板脈管器官(organum vasculosum of the lamina terminalis; OVLT)や最後野(area postrema)にも存在が確認されている。この3領域は他の多くの脳領域と神経結合をつくっており、脳室表面に位置し、血液脳関門が無いことから、体液中の物質の受容や感知に適した場所であると考えられる。 | ||
==関連項目== | ==関連項目== |
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