トーク:帯状皮質運動野

提供:脳科学辞典
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--Yasunori Hayashi 2012年9月8日 (土) 15:24 (JST)

田中先生コメント

よい解説記事をお書きいただき有難うございました。主に読みやすさの観点から数個のコメントをさせていただきます。

  • 線維連絡の第1段落先頭の文:前頭前野外側面の後の括弧内が本文との関係で分かりずらいです。「(ただし、46野からの直接投射はわずかである。46野からの入力は主に運動前野(PMdrとPMvr)を介してCMArへ入る)」などでいかがでしょうか。
  • 同じ文章で、「さらに」の前は「。」で、受けるの後の「)」は消すでしょうか。
  • 線維連絡の第2段落:帯状皮質運動野から投射を受ける大脳基底核線条体は尾状核頭部か被殻かを書いてください。
  • 高次機能の第4段落:「帯状皮質運動野は体部位局在を持つが」は、尾側部の電気刺激による運動誘発を指すのでしょうか。電気刺激による運動誘発に関する体部位局在は吻側部においては見られない一方、高次機能については吻側部にも局在が見られるようです。この節は不要ではないでしょうか。
  • 同じ段落の最後の文:」「上後肢領域」は「後肢領域」でしょうか。
  • 臨床学的事項の第2段落3番目の文:「内側側頭葉てんかん(mesial temporal lobe epilepsy; MTLE)では、運動停止の他に、口部自動症、顔面・頸部・上肢を含む複雑な自動症が見られるが、これらの自動症の原因の一つとして、焦点である扁桃体、側頭葉腹内側部からCMArの主に顔面・上肢領域が直接入力を受けることが挙げられる。」でいかがでしょうか。
  • 臨床学的事項の第3段落:無言無動症の前に「一過性に」が入った方が理解しやすいと思いますが、いかがでしょうか。

田中啓治