「ノルアドレナリン」の版間の差分

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英:noradrenaline, norepinephrine 独:Noradrenalin, Norepinephrin 仏:noradrénaline, norépinéphrine
英:noradrenaline, norepinephrine 独:Noradrenalin, Norepinephrin 仏:noradrénaline, norépinéphrine 略称:NA, NE
同義語:ノルエピネフリン


 ノルアドレナリンはノルエピネフリンとも呼ばれる。[[モノアミン]]の一種、また[[カテコールアミン]]の一種である。生体内において、[[神経伝達物質]]または[[wikipedia:ja:ホルモン|ホルモン]]として働く。生体内では[[wikipedia:ja:チロシン|チロシン]]から合成される。ノルアドレナリンの[[受容体]]は[[アドレナリン受容体]]ファミリーであり、三量体[[Gタンパク質共役型]]である。[[末梢神経]]系では[[交感神経]]における神経伝達物質として重要である。[[中枢神経]]系では、[[橋]]にある[[青斑核]]にノルアドレナリン作動性神経細胞が多く存在し、そこからほぼ脳全域に投射している。中枢神経系ノルアドレナリンは[[覚醒]]-[[睡眠]]や[[ストレス]]に関する働きをし、[[注意]]、[[記憶]]や[[学習]]などにも影響すると考えられている。  
 ノルアドレナリンは[[モノアミン]]の一種、また[[カテコールアミン]]の一種である。生体内において、[[神経伝達物質]]または[[wikipedia:ja:ホルモン|ホルモン]]として働く。生体内では[[wikipedia:ja:チロシン|チロシン]]から合成される。ノルアドレナリンの[[受容体]]は[[アドレナリン受容体]]ファミリーであり、三量体[[Gタンパク質共役型]]である。[[末梢神経]]系では[[交感神経]]における神経伝達物質として重要である。[[中枢神経]]系では、[[橋]]にある[[青斑核]]にノルアドレナリン作動性神経細胞が多く存在し、そこからほぼ脳全域に投射している。中枢神経系ノルアドレナリンは[[覚醒]]-[[睡眠]]や[[ストレス]]に関する働きをし、[[注意]]、[[記憶]]や[[学習]]などにも影響すると考えられている。  


== 発見 ==
== 発見 ==
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===中枢神経系===  
===中枢神経系===  


 脳におけるノルアドレナリン作動性の神経細胞群は、主に[[髄質]][[橋]]に存在し、A1-A7に分けられている。
 脳におけるノルアドレナリン作動性の神経細胞群は、主に[[髄質]](延髄でしょうか?)、[[橋]]に存在し、A1-A7に分けられている。
*A1、A2:A1は髄質の腹外側に位置し、A2は背側に位置する。共に[[視床下部]]に上行性投射をし、[[wikipedia:ja:ホルモン|ホルモン]]循環器系や[[wikipedia:ja:ホルモン|ホルモン]]内分泌系の調節を行う。
*A1、A2:A1は髄質の腹外側に位置し、A2は背側に位置する。共に[[視床下部]]に上行性投射をし、[[wikipedia:ja:ホルモン|ホルモン]]循環器系や[[wikipedia:ja:ホルモン|ホルモン]]内分泌系の調節を行う。
*A5、A7:橋の腹外側に位置し、脊髄へ投射し、[[自律神経]]反射や、[[痛覚]]の調節を行う。
*A5、A7:橋の腹外側に位置し、脊髄へ投射し、[[自律神経]]反射や、[[痛覚]]の調節を行う。

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