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Yoshimasakoyama (トーク | 投稿記録) 細編集の要約なし |
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性行動 | |||
PAGは、性行動の発現に中心的な役割を果たす内側視索前野(medial preoptic area: MPOA)から投射を受け、PAGから延髄巨大細胞核(nucleus gigantocellularis: nGi)への投射がオス、メスの性行動の発現に重要な役割を果たす。 MPOAからPAG、PAGからnGiへの投射ニューロンの多くは、ステロイドホルモン゙(エストロゲン、アンドロゲン)゙含有ニューロンであり、この系の活性化は、ステロイドホルモンに強く存する。18393295。11536188 | |||
dPAGには末梢からの感覚情報も入力し、ここでMPOAからの促進性入力と感覚入力との統合が行われている。 | |||
オスでは、MPOAからPAGを介する経路が、陰茎勃起に関与している<ref><pubmed>15337249</pubmed></ref>。オスの性行動の発現には、MPOAから腹側被蓋、黒質、中脳網様核などへの経路が関与すると考えられている。1946721 | |||
PVN, BST, PAG, DMe などからPGiへ(18393295) | |||
メスでは視床下部腹内側核(VMH)からのdPAGへの投射が性行動(ロードシス)の促進系として働いている。469715 一方、外側中隔(LS)から腹側PAGへの経路は、lordosis の抑制系として作用する(11170006)。dPAGから延髄巨大細胞核(nucleus gigantocellularis: nGi)への投射がlordosisの実行系として働く | |||
PAGでは、さまざまな物質が、性行動の修飾に関与している。LHRH、プロラクチン、サブスタンスPは、促進的に(6339979, 6828874 , 2441308)、CRF,βエンドルフィンは、抑制的に作用する(6209590, 2860950)。 | |||
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