46
回編集
細編集の要約なし |
Teruohashimoto (トーク | 投稿記録) 細編集の要約なし |
||
4行目: | 4行目: | ||
== 皮膚感覚受容器 == | == 皮膚感覚受容器 == | ||
自由神経終末であり、後根神経節や脳神経節に存在する。 | |||
=== 機械受容器 === | === 機械受容器 === | ||
16行目: | 18行目: | ||
==== マイスナー小体 ==== | ==== マイスナー小体 ==== | ||
Meissner corpuscle | |||
機械受容器の4割以上を占め、皮膚の表面近い真皮に存在し、受容野が狭く、順応が速い(RAI, rapid adapting)。接触した対象の細部を検出し、体表面の限局した部分の触覚情報を処理する(図1)。 | 機械受容器の4割以上を占め、皮膚の表面近い真皮に存在し、受容野が狭く、順応が速い(RAI, rapid adapting)。接触した対象の細部を検出し、体表面の限局した部分の触覚情報を処理する(図1)。 | ||
==== メルケル盤 ==== | ==== メルケル盤 ==== | ||
Merkel cells | |||
表皮の最深部にあり、受容野は狭いが、順応が遅い(SAI, slow adapting)。 | 表皮の最深部にあり、受容野は狭いが、順応が遅い(SAI, slow adapting)。 | ||
==== パチニ小体 ==== | ==== パチニ小体 ==== | ||
Pacini corpuscle | |||
表皮の深部にあり、受容野が広く境界が不鮮明であり、順応が速い(RAII)(図2)。 | 表皮の深部にあり、受容野が広く境界が不鮮明であり、順応が速い(RAII)(図2)。 | ||
==== ルフィニ終末 ==== | ==== ルフィニ終末 ==== | ||
Ruffini endings | |||
表皮の深部にあり、受容野が広いが順応が遅い(SAII)。広い受容野を持つ受容器は、たとえば掌への機械刺激と手の甲への機械刺激を区別しない(図3)。 | 表皮の深部にあり、受容野が広いが順応が遅い(SAII)。広い受容野を持つ受容器は、たとえば掌への機械刺激と手の甲への機械刺激を区別しない(図3)。 | ||
33行目: | 43行目: | ||
=== 温度感覚器 === | === 温度感覚器 === | ||
身体部位によって密度が異なり、たとえば口唇は足裏の6倍の密度である。また刺激される範囲が広いほど温感が強くなることから、一定の面積に刺激があると温感が生じると考えられている。冷たいと感じる点である[[冷点]]は[[温点]]よりも圧倒的に多い(前腕の温点と冷点の密度はそれぞれ約0.24/cm2、7/cm2 )。24~30℃の間では0.5~1℃の弁別が可能であり、体表全体の温度変化ならば0.01℃の差を弁別できる。[[冷受容器]](冷線維)と[[温受容器]](温線維)があり、それぞれ15~33℃、33~45℃の刺激に反応する。これらの範囲外の温度には[[痛覚]]が生じる。 | |||
=== 侵害受容器 === | === 侵害受容器 === | ||
41行目: | 51行目: | ||
=== かゆみ === | === かゆみ === | ||
痛覚と共通する点が多く、C線維によって伝えられ、化学刺激等で引き起こされる。ヒスタミンはかゆみを誘発する。 | |||
回編集