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細 (ページの作成:「英語名:delirium せん妄は急性の脳機能障害で、急性錯乱状態(acute confusional stateまたはdisorder)、急性脳症候群(acute brain syn...」) |
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せん妄の診断は症候による。せん妄の標準的な診断方法であるConfusin Assesment Method(CAM)は、数分で採点できる簡易診断法であり、①急性発症で症状が変動する、②注意力障害、③思考の混乱、④覚醒レベルの変化のうち、①と②が必須事項で、③と④のどちらかが存在すれ診断できる。 表1、2にDSM-Ⅲ-TRおよびICD-10によるせん妄の診断基準を示す。 | せん妄の診断は症候による。せん妄の標準的な診断方法であるConfusin Assesment Method(CAM)は、数分で採点できる簡易診断法であり、①急性発症で症状が変動する、②注意力障害、③思考の混乱、④覚醒レベルの変化のうち、①と②が必須事項で、③と④のどちらかが存在すれ診断できる。 表1、2にDSM-Ⅲ-TRおよびICD-10によるせん妄の診断基準を示す。 | ||
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| D.病歴、身体診察、臨床検査所見から、その障害が一般身体疾患の直接的な生理学的結果により引き起こされたという証拠がある | | D.病歴、身体診察、臨床検査所見から、その障害が一般身体疾患の直接的な生理学的結果により引き起こされたという証拠がある | ||
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== せん妄が疑われた際に必要な検査 == | == せん妄が疑われた際に必要な検査 == | ||
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== 参考文献 == | == 参考文献 == | ||
1)Lipowski ZJ:Derilium in the elderly patient. New Engl J Med320:578-582,1989 2)日本精神神経学会監訳:米国精神医学会治療ガイドライン.せん妄.医学書院、2000 | 1)Lipowski ZJ:Derilium in the elderly patient. New Engl J Med320:578-582,1989 | ||
2)日本精神神経学会監訳:米国精神医学会治療ガイドライン.せん妄.医学書院、2000 | |||
(執筆者:宇高不可思 担当編集者:高橋良輔) |