「ジャンクトフィリン」の版間の差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
編集の要約なし
編集の要約なし
編集の要約なし
1行目: 1行目:
<div align="right"> 
<font size="+1">[http://researchmap.jp/shokakizawa 柿澤 昌]</font><br>
''京都大学 大学院薬学研究科 生体分子認識学分野''<br>
DOI XXXX/XXXX 原稿受付日:2013年4月8日 原稿完成日:2013年4月18日<br>
担当編集委員:[http://researchmap.jp/2rikenbsi 林 康紀](独立行政法人理化学研究所 脳科学総合研究センター)<br>
</div>
(執筆者:柿澤昌 担当編集委員:林康紀)
{{PBB|geneid=56704}}{{PBB|geneid=57158}}{{PBB|geneid=57338}}{{PBB|geneid=84502}}
{{PBB|geneid=56704}}{{PBB|geneid=57158}}{{PBB|geneid=57338}}{{PBB|geneid=84502}}
{{Pfam_box
{{Pfam_box
16行目: 25行目:
英語名:junctophilin 英語略名:JP  
英語名:junctophilin 英語略名:JP  


{{box|text=
 [[神経]]・[[wikipedia:ja:筋|筋]]などの興奮性細胞においては、[[細胞膜|細胞表層膜]]と[[小胞体]]膜とが近接した結合膜構造が存在し、両者の膜系に存在する[[イオンチャネル|チャネル]]分子が相互作用により共役している。ジャンクトフィリンはその結合膜構造形成に必要な分子として単離されたタンパク質である<ref name="ref3"><pubmed>10949023</pubmed></ref>。[[遺伝子破壊動物]]では、筋肉では[[興奮収縮連関]]の効率の低下による筋力低下、神経細胞では細胞表層膜/小胞体膜の[[イオンチャネル]]間の機能的共役効率の低下による[[シナプス伝達]]・[[可塑性]]障害が認められる。
 [[神経]]・[[wikipedia:ja:筋|筋]]などの興奮性細胞においては、[[細胞膜|細胞表層膜]]と[[小胞体]]膜とが近接した結合膜構造が存在し、両者の膜系に存在する[[イオンチャネル|チャネル]]分子が相互作用により共役している。ジャンクトフィリンはその結合膜構造形成に必要な分子として単離されたタンパク質である<ref name="ref3"><pubmed>10949023</pubmed></ref>。[[遺伝子破壊動物]]では、筋肉では[[興奮収縮連関]]の効率の低下による筋力低下、神経細胞では細胞表層膜/小胞体膜の[[イオンチャネル]]間の機能的共役効率の低下による[[シナプス伝達]]・[[可塑性]]障害が認められる。
}}


== ジャンクトフィリンとは==
== ジャンクトフィリンとは==
96行目: 107行目:
== 参考文献  ==
== 参考文献  ==


<references />  
<references />
 
 
(執筆者:柿澤昌 担当編集委員:林康紀)

案内メニュー