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<font size="+1">今水 寛</font><br> | |||
''ATR 脳情報通信総合研究所''<br> | |||
DOI XXXX/XXXX 原稿受付日:2012年5月2日 原稿完成日:2012年5月10日<br> | |||
担当編集委員:[http://researchmap.jp/atsushiiriki 入來 篤史](独立行政法人理化学研究所 脳科学総合研究センター)<br> | |||
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英: internal model 独: interne Modelle 仏: modèle interne | 英: internal model 独: interne Modelle 仏: modèle interne | ||
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外部世界の仕組みを脳の内部で[[模倣]]・[[wikipedia:JA:シミュレーション|シミュレーション]]する神経機構である。[[wikipedia:JA:ヒト|ヒト]]や動物は、複雑な[[wikipedia:JA:運動器|筋骨格系]]で構成される身体を、速く正確に制御できる。これは、脳の内部に、運動司令と身体の動きの関係を定量的に対応づけるモデル(信号変換器)が存在し、運動を実行する前に結果を予測したり、望ましい運動結果を実現するために必要な運動司令を予測することを可能にしているからと考えられている。このようなモデルは、身体の延長として機能する物体や[[wikipedia:JA:道具|道具]]の入出力特性も反映する。また、[[言語]]や[[思考]]などさまざまな認知機能に関与する可能性も指摘されている。 | 外部世界の仕組みを脳の内部で[[模倣]]・[[wikipedia:JA:シミュレーション|シミュレーション]]する神経機構である。[[wikipedia:JA:ヒト|ヒト]]や動物は、複雑な[[wikipedia:JA:運動器|筋骨格系]]で構成される身体を、速く正確に制御できる。これは、脳の内部に、運動司令と身体の動きの関係を定量的に対応づけるモデル(信号変換器)が存在し、運動を実行する前に結果を予測したり、望ましい運動結果を実現するために必要な運動司令を予測することを可能にしているからと考えられている。このようなモデルは、身体の延長として機能する物体や[[wikipedia:JA:道具|道具]]の入出力特性も反映する。また、[[言語]]や[[思考]]などさまざまな認知機能に関与する可能性も指摘されている。 | ||
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==内部モデルとは== | ==内部モデルとは== | ||
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==参考文献== | ==参考文献== | ||
<references/> | <references/> | ||