「有芯小胞」の版間の差分

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<font size="+1">[http://researchmap.jp/sadakata 定方 哲史]</font><br>
<font size="+1">[http://researchmap.jp/sadakata 定方 哲史]</font><br>
''群馬大学 先端科学研究指導者育成ユニット''<br>
''群馬大学 先端科学研究指導者育成ユニット''<br>
DOI XXXX/XXXX 原稿受付日:2012年3月16日 原稿完成日:2012年3月30日<br>
DOI:<selfdoi /> 原稿受付日:2012年3月16日 原稿完成日:2012年3月30日<br>
担当編集委員:[http://researchmap.jp/michisukeyuzaki 柚崎 通介](慶應義塾大学 医学部生理学)<br>
担当編集委員:[http://researchmap.jp/michisukeyuzaki 柚崎 通介](慶應義塾大学 医学部生理学)<br>
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 [[シナプス小胞]](synaptic vesicle, SV)は[[カルシウムチャネル]]近傍に分布しているが、有芯小胞はカルシウムチャネルから数百nm離れたところに分布していることが知られている。そのため、シナプス小胞が分泌されるには100μM以上のカルシウム濃度上昇が必要だが、有芯小胞の分泌は10μM程度のカルシウム濃度上昇に応じて細胞膜と融合することが知られている<ref><pubmed>10856612</pubmed></ref>。また、caged-Ca<sup>2+</sup>を用いた実験によって、有芯小胞分泌の時定数が明らかになってきているが、シナプス小胞より遅く、細胞種ごとに分泌の速度が大きく異なることが分かっている(図)<ref><pubmed>10092049</pubmed></ref>。
 [[シナプス小胞]](synaptic vesicle, SV)は[[カルシウムチャネル]]近傍に分布しているが、有芯小胞はカルシウムチャネルから数百nm離れたところに分布していることが知られている。そのため、シナプス小胞が分泌されるには100μM以上のカルシウム濃度上昇が必要だが、有芯小胞の分泌は10μM程度のカルシウム濃度上昇に応じて細胞膜と融合することが知られている<ref><pubmed>10856612</pubmed></ref>。また、caged-Ca<sup>2+</sup>を用いた実験によって、有芯小胞分泌の時定数が明らかになってきているが、シナプス小胞より遅く、細胞種ごとに分泌の速度が大きく異なることが分かっている(図)<ref><pubmed>10092049</pubmed></ref>。


== 参照文献 ==
== 参考文献 ==


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