「マイネルト基底核」の版間の差分

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==生理機能==
==生理機能==
===脳波制御===
===脳波制御===
 電気刺激などによってマイネルト基底核を活性化させると大脳皮質において細胞外アセチルコリン量が増す<ref><pubmed>2565563</pubmed></ref>と共に、大脳皮質[[脳波]]の[[徐波]]成分([[デルタ波]])が減少し、[[速波]]成分([[シータ波]]と[[ガンマ波]])が増える<ref name = BJ2003 /> <ref><pubmed>12700104</pubmed></ref>。この脳波の変化は[[ムスカリン性ACh受容体]]への[[拮抗薬]]によって抑制される<ref><pubmed>1361197</pubmed></ref>。なお、マイネルト基底核のコリン性神経細胞は、[[覚醒]]時や[[REM睡眠]]時に[[発火]]活動が亢進しているが<ref name = BJ2003 />、非コリン性神経細胞の活動には一定の傾向は見られていない<ref name = BJ2003 />。
 電気刺激などによってマイネルト基底核を活性化させると大脳皮質において細胞外アセチルコリン量が増す<ref><pubmed>2565563</pubmed></ref>と共に、大脳皮質[[脳波]]の[[徐波]]成分([[デルタ波]])が減少し、[[速波]]成分([[シータ波]]と[[ガンマ波]])が増える<ref name = BJ2003 /><pubmed>12700104</pubmed></ref>。この脳波の変化は[[ムスカリン性ACh受容体]]への[[拮抗薬]]によって抑制される<ref><pubmed>1361197</pubmed></ref>。なお、マイネルト基底核のコリン性神経細胞は、[[覚醒]]時や[[REM睡眠]]時に[[発火]]活動が亢進しているが<ref name = BJ2003 />、非コリン性神経細胞の活動には一定の傾向は見られていない<ref name = BJ2003 />。


===皮質可塑性===
===皮質可塑性===
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