「アパシー」の版間の差分
細編集の要約なし |
Makotourushitani (トーク | 投稿記録) 細編集の要約なし |
||
| (3人の利用者による、間の9版が非表示) | |||
| 2行目: | 2行目: | ||
<font size="+1">山下 英尚</font><br> | <font size="+1">山下 英尚</font><br> | ||
''広島大学''<br> | ''広島大学''<br> | ||
DOI XXXX/XXXX 原稿受付日:2012年12月5日 原稿完成日:2013年月日<br> | |||
担当編集委員:[http://researchmap.jp/read0141446 漆谷 真] | 担当編集委員:[http://researchmap.jp/read0141446 漆谷 真](京都大学 大学院医学研究科)<br> | ||
</div> | </div> | ||
| 100行目: | 100行目: | ||
'''表.アパシーにおける構造画像/機能画像研究''' | '''表.アパシーにおける構造画像/機能画像研究''' | ||
== | == アパシーの治療 == | ||
アパシーは一定の臨床症状を示す症候群であり、その病態も上述のようにさまざまなものが考えられるので、治療も想定される病態に合わせたものが求められる。大まかには薬物療法と非薬物療法に分けられ、薬物療法ではパーキンソン病などのドパミン神経系の異常が想定される患者ではL-Dopa 39)やロチゴチン40) などのドパミン神経系を賦活する薬剤、アルツハイマー病やレビー小体型認知症などのアセチルコリン神経系の異常が想定される患者ではドネペジル41)やガランタミン42)などのアセチルコリン神経系を賦活する薬剤やメチルフェニデイト43)の有効性が報告されている。治療効果の報告の多くはケースレポートやケースシリーズであるが、メチルフェニデイトやドネペジルなどでは少数ながらRCTの報告もある。アパシーに対する非薬物療法が重要なことは論を待たないが、系統立てておこなわれた研究は少ない。多職種によるアプローチ、孤立を防ぐ、自律を促し疾患よりも個人への援助を心がける、障害があればそれを補うような器具や環境の整備などが推奨されているが、総説レベルに留まっている44)45)。アパシーが存在するとADLや認知機能に悪影響を及ぼす事は上述の通りであるが、臨床的な実感としてはリハビリテーションなどの身体的な活動性を上げるようなアプローチはアパシーを改善させるため、RCTをおこなう事は難しいが方法論を工夫して非薬物療法の効果については更なる検討をおこなう事が望まれる。 | |||
=== | ==関連項目== | ||
(ございましたら御指摘ください) | |||
== 参考文献 == | == 参考文献 == | ||
<references /> | <references /> | ||