「ゲフィリン」の版間の差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
編集の要約なし
編集の要約なし
87行目: 87行目:
==機能==
==機能==
===グリシン受容体/GABA<sub>A</sub>受容体の固定化===
===グリシン受容体/GABA<sub>A</sub>受容体の固定化===
[[image:ゲフィリン2.png|thumb|350px|'''図4.シナプス後膜におけるゲフィリンの局在(小矢印)'''<br>DAB染色による電子顕微鏡画像 (スケールバー 0.3 μm)<ref name=ref38><pubmed>9603375</pubmed></ref>'''使用許諾 未取得''']]
[[image:ゲフィリン2.png|thumb|350px|'''図4.シナプス後膜におけるゲフィリンの局在'''<br>DAB染色による電子顕微鏡画像(嗅球顆粒細胞のプレシナプス(大矢印)と僧帽細胞のゲフィリン(小矢印))[http://www.researchgate.net/profile/Marco_Sassoe-Pognetto/publications Marco Sassoè-Pognetto博士]'''のご厚意による提供'''<ref name=ref38><pubmed>9603375</pubmed></ref>]]


 グリシン受容体が集積するマイクロドメインは、グリシン作動性[[シナプス前終末]]と対応した[[シナプス後膜]]に認められる<ref name=ref25><pubmed>10460250</pubmed></ref>(図4)。その際、グリシン受容体βサブユニットの細胞質ループに存在する18のアミノ酸モチーフにゲフィリンが結合することで、シナプス後膜におけるグリシン受容体の係留に関与している<ref name=ref26><pubmed>7546736</pubmed></ref>。そのため、[[免疫組織化学法]]においては、しばしば(グリシン受容体βサブユニットとヘテロマーを形成する)グリシン受容体α1サブユニット特異的抗体を用い、ゲフィリン抗体と二重染色することで[[シナプス]]後膜に局在するグリシン受容体が標識される。
 グリシン受容体が集積するマイクロドメインは、グリシン作動性[[シナプス前終末]]と対応した[[シナプス後膜]]に認められる<ref name=ref25><pubmed>10460250</pubmed></ref>(図4)。その際、グリシン受容体βサブユニットの細胞質ループに存在する18のアミノ酸モチーフにゲフィリンが結合することで、シナプス後膜におけるグリシン受容体の係留に関与している<ref name=ref26><pubmed>7546736</pubmed></ref>。そのため、[[免疫組織化学法]]においては、しばしば(グリシン受容体βサブユニットとヘテロマーを形成する)グリシン受容体α1サブユニット特異的抗体を用い、ゲフィリン抗体と二重染色することで[[シナプス]]後膜に局在するグリシン受容体が標識される。
45

回編集

案内メニュー