「放出確率」の版間の差分

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==神経筋接合部終板の構造と素量的(量子的)放出確率==
==神経筋接合部終板の構造と素量的(量子的)放出確率==
===神経筋接合部終板の構造===
===神経筋接合部終板の構造===
[[image:放出確率1.png|thum350px|'''図1.神経筋接合部終板の構造図(左)と電子顕微鏡像(右)'''<br>運動神経が骨格筋にシナプスを形成する際、終板という特殊構造をとる。(左)運動神経終末は40 μmほどに膨大し、シュワン細胞 Schwann cellに取り囲まれた終板End plateを形成する。神経終末には活性帯Active zoneと[[カルシウムチャネル]]が並列する(Robitaille, Adler, and Charlton, 1990)。50 nmほどのシナプス間隙Synaptic cleftを挟んで[[骨格筋]]は接合部ひだJunctional fold構造をとる。(右)運動[[神経終末]]内に多数存在するシナプス小胞のうち、いくつかが活性帯active zoneに接合している (Hirsh, 2007)。]]
[[image:放出確率1.png|thumb|350px|'''図1.神経筋接合部終板の構造図(左)と電子顕微鏡像(右)'''<br>運動神経が骨格筋にシナプスを形成する際、終板という特殊構造をとる。(左)運動神経終末は40 μmほどに膨大し、シュワン細胞 Schwann cellに取り囲まれた終板End plateを形成する。神経終末には活性帯Active zoneと[[カルシウムチャネル]]が並列する(Robitaille, Adler, and Charlton, 1990)。50 nmほどのシナプス間隙Synaptic cleftを挟んで[[骨格筋]]は接合部ひだJunctional fold構造をとる。(右)運動[[神経終末]]内に多数存在するシナプス小胞のうち、いくつかが活性帯active zoneに接合している (Hirsh, 2007)。]]


===神経筋接合部終板の素量的放出確率(Katzの素量的放出確率)===
===神経筋接合部終板の素量的放出確率(Katzの素量的放出確率)===
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==中枢シナプスの構造と神経伝達物質放出確率==
==中枢シナプスの構造と神経伝達物質放出確率==
===中枢シナプスの構造===
===中枢シナプスの構造===
[[image:放出確率2.png|thum350px|'''図2.中枢シナプスの電子顕微鏡像(左)と構造図(右)'''<br>興奮性神経は樹状突起スパインにシナプスを形成する。(左)海馬CA1領域のシナプス前終末には250 nμmほどの活性帯Active zoneにシナプス小胞を繋ぎ止める三角錐状構造物が認められる。シナプス間隙Synaptic cleftを挟んで樹状突起スパインはPSD [[Postsynaptic density]]構造をとる。(右)シナプス前終末内に存在するシナプス小胞のいくつかが活性帯に接合(青い小胞し、三角錐状構造物(ピンク)に繋ぎ止められている(黄色い小胞)(Lisman, Raghavachari, and Tsien, 2007)。
[[image:放出確率2.png|thumb|350px|'''図2.中枢シナプスの電子顕微鏡像(左)と構造図(右)'''<br>興奮性神経は樹状突起スパインにシナプスを形成する。(左)海馬CA1領域のシナプス前終末には250 nμmほどの活性帯Active zoneにシナプス小胞を繋ぎ止める三角錐状構造物が認められる。シナプス間隙Synaptic cleftを挟んで樹状突起スパインはPSD [[Postsynaptic density]]構造をとる。(右)シナプス前終末内に存在するシナプス小胞のいくつかが活性帯に接合(青い小胞し、三角錐状構造物(ピンク)に繋ぎ止められている(黄色い小胞)(Lisman, Raghavachari, and Tsien, 2007)。


===中枢シナプスでの伝達物質放出確率===
===中枢シナプスでの伝達物質放出確率===

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