「サイクリックAMP応答配列結合タンパク質」の版間の差分

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 興味深いことに、遺伝子の転写開始部位に近いプロモーター領域においては刺激の有無にかかわらずCREBはゲノムのCRE配列に結合しているが、遠位に存在するエンハンサー領域においてはCREB-CRE結合は刺激依存的に増強することが示されており<ref name=Kim2010/>[19]、CREの存在する位置によって多様なCREBの転写制御機構が示唆されている。
 興味深いことに、遺伝子の転写開始部位に近いプロモーター領域においては刺激の有無にかかわらずCREBはゲノムのCRE配列に結合しているが、遠位に存在するエンハンサー領域においてはCREB-CRE結合は刺激依存的に増強することが示されており<ref name=Kim2010/>[19]、CREの存在する位置によって多様なCREBの転写制御機構が示唆されている。
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|+ 表1 神経細胞におけるCREB標的遺伝子の一部
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| 転写制御因子 /核内受容体 || Btg2, Cebpb, Crem, Egr1, Fos, Fral, Fra2, Fosb, Hes1, Jun, Junb, Jund, Nr4a1,  Nr4a2, Per1, Per2, Rb1
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| シナプス シナプス ・可塑性関連タンパク質  || AchE, Arc, Bdnf, Inhba, Homer1, Ntrk2, Nptx2, Syn 1
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| シグナル伝達 || Cdk5, Nf1, Nos1, Pgs2/Cox2, Sgk1
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| 神経ペブチド・神経伝達物質関連 || Adcyap1, Adrb1, Adrb2, Avp, Crh, Ddh, Gabral, Gal, Galr1, Pdyn, Penk, Pnoc, Sst, Sstr2, Tacr1, Vip
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プロモータ領域またはエンハサー領域にCRE配列が存在し、CREBによる転写調節を受けていることが報告されている、あるいは受ける可能性が高い遺伝子(マウスにおける遺伝子名)の一部を記した。
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== 長期シナプス可塑性および長期記憶形成におけるCREBの機能 ==
== 長期シナプス可塑性および長期記憶形成におけるCREBの機能 ==

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