「重症筋無力症」の版間の差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
編集の要約なし
編集の要約なし
11行目: 11行目:
英略称:MG
英略称:MG


{{box|text= 重症筋無力症はシナプス後膜の標的抗原に対する自己抗体の作用によって神経筋伝達が障害される自己免疫疾患である。成人発症MGの臨床病型は大きく眼筋型と全身型に分けられ、MG症状、病原性自己抗体、神経筋接合部障害を明らかにする臨床検査の組み合わせで診断される。MG症状の評価や治療効果に判定には、MG-ADLやQMGなど複数の評価方法が用いられている。眼筋型MGと全身型MGでは治療方針が異なり、全身型MGでは早期から積極的に免疫療法を行い、MG症状をできるだけ早期に改善し、経口ステロイド薬を少量にとどめる治療方針が推奨されている。しかしながら、現行の免疫治療の組み合わせでは治療目標に到達しない症例が存在するため、モノクローナル抗体製剤を中心とした臨床治験が進められている。}}
{{box|text= 重症筋無力症はシナプス後膜の標的抗原に対する自己抗体の作用によって神経筋伝達が障害される自己免疫疾患である。成人発症重症筋無力症の臨床病型は大きく眼筋型と全身型に分けられ、重症筋無力症症状、病原性自己抗体、神経筋接合部障害を明らかにする臨床検査の組み合わせで診断される。重症筋無力症症状の評価や治療効果に判定には、MG-ADLやQMGなど複数の評価方法が用いられている。眼筋型重症筋無力症と全身型重症筋無力症では治療方針が異なり、全身型重症筋無力症では早期から積極的に免疫療法を行い、重症筋無力症症状をできるだけ早期に改善し、経口ステロイド薬を少量にとどめる治療方針が推奨されている。しかしながら、現行の免疫治療の組み合わせでは治療目標に到達しない症例が存在するため、モノクローナル抗体製剤を中心とした臨床治験が進められている。}}


== はじめに ==
== はじめに ==

案内メニュー