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"Conduction of the nerve impulse" ''Handbook of Physiology'', Section 1, 75</ref>。隣接する絞輪部間の距離は、髄鞘で被覆される部分の膜容量と軸索の太さの兼ね合いで至適値が決まり、通常軸索外径の100倍程度である。 | "Conduction of the nerve impulse" ''Handbook of Physiology'', Section 1, 75</ref>。隣接する絞輪部間の距離は、髄鞘で被覆される部分の膜容量と軸索の太さの兼ね合いで至適値が決まり、通常軸索外径の100倍程度である。 | ||
==末梢神経軸索の太さと伝導速度による分類== | ==末梢神経軸索の太さと伝導速度による分類== | ||
無髄軸索の興奮伝導の速さは軸索半径の平方根に比例する。有髄軸索の跳躍伝導の場合、その速さは軸索半径にほぼ比例する。一般に無髄軸索より有髄軸索の方が太く、伝導速度も大きい。有髄軸索の中では径が大きいものほど伝導は速い。末梢神経の軸索は接続する効果器、受容器によって、有髄か無髄か、径はどの程度かが大まかに決まっており、古くから髄鞘の有無、径の太さ、伝導速度の観点から下表のように分類されてきた。ローマ数字(Lloyd)と文字(Erlanger, Gasser)の分類の間で基準となった動物種や接続する効果器、受容器には相違があるが、しばしば併用される。 | 無髄軸索の興奮伝導の速さは軸索半径の平方根に比例する。有髄軸索の跳躍伝導の場合、その速さは軸索半径にほぼ比例する。一般に無髄軸索より有髄軸索の方が太く、伝導速度も大きい。有髄軸索の中では径が大きいものほど伝導は速い。末梢神経の軸索は接続する効果器、受容器によって、有髄か無髄か、径はどの程度かが大まかに決まっており、古くから髄鞘の有無、径の太さ、伝導速度の観点から下表のように分類されてきた。ローマ数字(Lloyd)と文字(Erlanger, Gasser)の分類の間で基準となった動物種や接続する効果器、受容器には相違があるが、しばしば併用される。 | ||
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| style="text-align:center" | 原始的触圧覚(IV)、自律神経節後線維(C) | | style="text-align:center" | 原始的触圧覚(IV)、自律神経節後線維(C) | ||
|} | |} | ||
''跳躍伝導を含めて、軸索の電気的活動の詳細は、[[有髓線維]]、[[ランヴィエ絞輪]]、[[伝導]]、[[活動電位]]、の項を参照。'' | |||
==軸索輸送== | ==軸索輸送== |
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