「グリシン受容体」の版間の差分

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== サブタイプ ==
== サブタイプ ==
 αサブユニットにはα<sub>1</sub>からα<sub>4</sub>の4種類のサブタイプが存在する<ref name=ref10><pubmed>2176214</pubmed></ref>。これらのサブタイプはアミノ酸配列において71%-83%の相同性を持ち、特に4箇所の細胞膜貫通領域は類似性が高い(90%以上の相同性)。α<sub>1</sub>-α<sub>4</sub>サブタイプをコードするmRNAを[[アフリカツメガエル]]の[[wikipedia:ja:卵母細胞|卵母細胞]]に注入して発現させたホモメリック受容体は、いずれもグリシンに応答するCl<sup>-</sup>チャネル機能を示すが、部分アゴニストであるβ-アラニンや、アンタゴニストであるストリキニーネに対する感受性は異なる<ref name=ref11><pubmed>1707830</pubmed></ref>。βサブユニットやゲフェィンのサブタイプの存在は今のところ明らかにされていない。
 αサブユニットにはα<sub>1</sub>からα<sub>4</sub>の4種類のサブタイプが存在する<ref name=ref10><pubmed>2176214</pubmed></ref>。これらのサブタイプはアミノ酸配列において71%-83%の相同性を持ち、特に4箇所の細胞膜貫通領域は類似性が高い(90%以上の相同性)。α<sub>1</sub>-α<sub>4</sub>サブタイプをコードする[[mRNA]]を[[アフリカツメガエル]]の[[wikipedia:ja:卵母細胞|卵母細胞]]に注入して発現させたホモメリック受容体は、いずれもグリシンに応答するCl<sup>-</sup>チャネル機能を示すが、部分アゴニストであるβ-アラニンや、アンタゴニストであるストリキニーネに対する感受性は異なる<ref name=ref11><pubmed>1707830</pubmed></ref>。βサブユニットやゲフェィンのサブタイプの存在は今のところ明らかにされていない。


== 発現(組織分布) ==
== 発現(組織分布) ==

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