「細胞質ポリアデニル化要素結合タンパク質」の版間の差分

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== サブファミリー ==
== サブファミリー ==
 CPEBは後生動物に保存されているRNA結合タンパク質であり、大きく2つのサブファミリーに分かれる('''図1''')。CPEB1サブファミリーには哺乳類およびアフリカツメガエルのCPEB1、ショウジョウバエのOrb、アメフラシのAcCPEBが含まれる。その他のCPEBファミリータンパク質(哺乳類およびアフリカツメガエルのCPEB2-4, ショウジョウバエのOrb2)はCPEB2サブファミリーに含まれる。CPEB1-4は20%程度の共通したmRNAを標的にする一方で、それぞれに特徴的な標的を持つ。CPEB1は典型的なCPE配列(5’-UUUUAAU-3’)に近い配列を持つmRNAを標的とする傾向があるのに対し、CPEB2-4はG置換を含む非典型的なCPE配列(5’-UUUUGUA-3’)を標的とする傾向がある。CPEB2-4の標的は大部分が共通している17。
 CPEBは後生動物に保存されているRNA結合タンパク質であり、大きく2つのサブファミリーに分かれる('''図1''')。CPEB1サブファミリーには哺乳類およびアフリカツメガエルのCPEB1、ショウジョウバエのOrb、アメフラシのAcCPEBが含まれる。その他のCPEBファミリータンパク質(哺乳類およびアフリカツメガエルのCPEB2-4, ショウジョウバエのOrb2)はCPEB2サブファミリーに含まれる。CPEB1-4は20%程度の共通したmRNAを標的にする一方で、それぞれに特徴的な標的を持つ。CPEB1は典型的なCPE配列(5’-UUUUAAU-3’)に近い配列を持つmRNAを標的とする傾向があるのに対し、CPEB2-4はG置換を含む非典型的なCPE配列(5’-UUUUGUA-3’)を標的とする傾向がある。CPEB2-4の標的は大部分が共通している<ref name=Duran-Arque2022><pubmed>36096799</pubmed></ref>17。


== 構造 ==
== 構造 ==

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