「受容野」の版間の差分

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=== 一次求心性神経繊維の受容野  ===
=== 一次求心性神経繊維の受容野  ===


 触圧感覚をもたらす機械受容器には皮膚表面知覚に位置するマイスナー小体、メルケル終末と深部にあるパチニ小体、ルフィニ終末の4種類が知られている。マイスナー小体、メルケル終末につながる1次救心性繊維の受容野はスポット状で比較的小さく手では直径数ミリ程度である。パチニ小体、ルフィニ終末につながる繊維の受容野はそれよりも大きく、境界が不明瞭である場合が多い。有毛部には毛の動きを捉える毛包ユニットが知られているが、これらの1次繊維の受容野も四肢末端では直径数ミリ程度である温冷覚の1次繊維の受容野サイズも同定度である。痛覚繊維にも同程度の大きさをもつ比較的受容野の狭い特定的侵害受容ニューロンと、より受容野の大きい広作動閾ニューロンとがある。ただし、いずれの受容器の場合も、体幹に近いところでは受容野サイズは数十平方センチメートルと非常に大きくなる。
 触圧感覚をもたらす機械受容器には皮膚表面近くに位置するマイスナー小体、メルケル終末と深部にあるパチニ小体、ルフィニ終末の4種類が知られている。マイスナー小体、メルケル終末から出る1次求心性繊維の受容野はスポット状で比較的小さい。例えば、手の場合、これらの繊維の受容野サイズは直径数ミリ程度である。パチニ小体、ルフィニ終末から出る繊維の受容野はそれよりも大きく、境界が不明瞭である場合が多い。自由神経終末である温冷覚受容野からの1次繊維の受容野サイズは、四肢末端では直径数ミリ程度である。痛覚受容器からの繊維にも同程度の比較的狭い受容野をもつ特定的侵害受容ニューロンと、より大きい受容野をもつ広作動閾ニューロンとがある。ただし、いずれの受容器に由来する場合も、体幹に近いところでは受容野サイズは数十平方センチメートルと非常に大きくなる。


=== 体性感覚野の受容野  ===
=== 体性感覚野の受容野  ===
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