「細胞骨格」の版間の差分

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;線維のサイズ:直径10nm   
;線維のサイズ:直径10nm   
;線維の特徴:極性がない。
;線維の特徴:極性がない。
;構成成分:細胞の種類によってタンパク質の種類が異なる細胞骨格タンパク質質(40-180kD)。非神経では、[[keratin]], [[vimentin]], [[desmin]], [[glial filament]]などが構成成分となっているが、神経では、[[神経幹細胞]]では[[nestin]], 発生の段階で[[internexin]]、その後[[neurofilament]] H, M, Lが発現する。
;構成成分:細胞の種類によってタンパク質の種類が異なる細胞骨格タンパク質質(40-180kD)。非神経では、[[ケラチン]], [[ビメンチン]], [[デスミン]], [[グリア線維性酸性タンパク質]]などが構成成分となっているが、神経では、[[神経幹細胞]]では[[ネスチン]], 発生の段階で[[インターネキシン]]、その後[[ニューロフィラメント]] H, M, Lが発現する。
;重合脱重合:他の線維に比べ、安定である。
;重合脱重合:他の線維に比べ、安定である。
;細胞内分布:[[wikipedia:JA:上皮細胞|上皮細胞]]では細胞間接着の[[wikipedia:JA:デスモゾーム|デスモゾーム]]に結合し、細胞の構造的補強を行っている。
;細胞内分布:[[wikipedia:JA:上皮細胞|上皮細胞]]では細胞間接着の[[wikipedia:JA:デスモゾーム|デスモゾーム]]に結合し、細胞の構造的補強を行っている。
;神経での特徴:3つの異なるサブユニットが重合し、フィラメント間に多くの架橋構造を形成するのが特徴的である。H鎖はリン酸化のターゲット分子であり神経細胞では軸索の遠位部で強くリン酸化されていて、[[リン酸化]]抗体は軸索のマーカー分子として使われる。細胞の構造的補強以外の機能は不明である。
;神経での特徴:3つの異なるサブユニットが重合し、フィラメント間に多くの架橋構造を形成するのが特徴的である。H鎖はリン酸化のターゲット分子であり神経細胞では[[軸索]]の遠位部で強く[[リン酸化]]されていて、リン酸化抗体は軸索のマーカー分子として使われる。細胞の構造的補強以外の機能は不明である。


=== アクチンフィラメント(微細線維、マイクロフィラメント) ===
=== アクチンフィラメント(微細線維、マイクロフィラメント) ===

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