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解毒剤は知られていない。[[wikipedia:jp:対症療法|対症療法]]としては[[wikipedia:jp:人工呼吸|人工呼吸]]が有効である。心筋のNa<sup>+</sup>チャネルはTTXに対する感受性が低く中毒中も働いているので、人工呼吸を施せばTTXが徐々に解毒されて患者は回復に向かう。[[wikipedia:jp:胃洗浄|胃洗浄]]は有効で、[[アトロピン]]も低血圧や徐脈に対症療法的に使われる。 | 解毒剤は知られていない。[[wikipedia:jp:対症療法|対症療法]]としては[[wikipedia:jp:人工呼吸|人工呼吸]]が有効である。心筋のNa<sup>+</sup>チャネルはTTXに対する感受性が低く中毒中も働いているので、人工呼吸を施せばTTXが徐々に解毒されて患者は回復に向かう。[[wikipedia:jp:胃洗浄|胃洗浄]]は有効で、[[アトロピン]]も低血圧や徐脈に対症療法的に使われる。 | ||
しかしTTXによる中毒死は絶えない。日本国内での中毒例/死亡例は1965年が152/88、1970年が73/33、1980年が90/15、1990年が55/1、2000年が40/0、2007年が38/2と報告されている。最近の死亡例の低下は医療技術の改良を反映している。にもかかわらず中毒例が多いのは、少量の卵巣や肝臓をたべていわゆるnumb feeling を味わおうとする人が絶えないからである。 | |||
== 臨床への応用 == | == 臨床への応用 == |