「Shank」の版間の差分

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<br>Shank分子内、あるいはShank分子間の相互作用としては、アンキリンリピートとSH3ドメインが相互作用する <ref><pubmed>15496675</pubmed></ref>ほか、PDZドメインはホモ二量体を<ref name="ref2"><pubmed>12954649</pubmed></ref>、SAMドメインは多量体を<ref name="ref3"><pubmed>16439662</pubmed></ref> 形成する.このPDZドメインによるホモ二量体形成には、PDZドメイン本来の蛋白質結合部位は関与しないので、二量体を形成しても、他のPDZリガンドは結合できる(図2).一方、結晶化されたSAMドメインは一周6分子の螺旋状ポリマーを形成しており(図3)、更にこの螺旋が側面で会合して、Zn2+イオンに依存性の二次元の広がりをもつシートを形成する.<br> 但し、SAMドメインの大きさはShank全長の3%にしか相当しないので、上流の長い配列も含めて大きなポリマーを形成できるかどうかは不明である.  
<br>Shank分子内、あるいはShank分子間の相互作用としては、アンキリンリピートとSH3ドメインが相互作用する <ref><pubmed>15496675</pubmed></ref>ほか、PDZドメインはホモ二量体を<ref name="ref2"><pubmed>12954649</pubmed></ref>、SAMドメインは多量体を<ref name="ref3"><pubmed>16439662</pubmed></ref> 形成する.このPDZドメインによるホモ二量体形成には、PDZドメイン本来の蛋白質結合部位は関与しないので、二量体を形成しても、他のPDZリガンドは結合できる(図2).一方、結晶化されたSAMドメインは一周6分子の螺旋状ポリマーを形成しており(図3)、更にこの螺旋が側面で会合して、Zn2+イオンに依存性の二次元の広がりをもつシートを形成する.<br> 但し、SAMドメインの大きさはShank全長の3%にしか相当しないので、上流の長い配列も含めて大きなポリマーを形成できるかどうかは不明である.  


[[Image:1Q3P.jpg|frame|right|250px|図2 Shank PDZ ドメインによるダイマー形成とGKAPとの相互作用 &lt;span class=]]" class="fck_mw_frame fck_mw_right" /&gt;
[[Image:1Q3P.jpg|frame|right|250px|図2 Shank PDZ ドメインによるダイマー形成とGKAPとの相互作用 <ref name="ref2" />]]


図2 Shank PDZ ドメインによるダイマー形成とGKAPとの相互作用 <ref name="ref2" />  
図2 Shank PDZ ドメインによるダイマー形成とGKAPとの相互作用 <ref name="ref2" />  


図3 Shank SAM ドメインの結晶構造 <ref name="ref3" />[[Image:Shank-SAM 2F44.png|frame|right|250px|図3 Shank SAMドメインの結晶構造 &lt;span class=]]" class="fck_mw_frame fck_mw_right" /&gt;
図3 Shank SAM ドメインの結晶構造 <ref name="ref3" />[[Image:Shank-SAM 2F44.png|frame|right|250px|図3 Shank SAMドメインの結晶構造 <ref name="ref3" />]]


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ProSAPiP1&nbsp;<ref><pubmed>16522626</pubmed></ref>  
ProSAPiP1&nbsp;<ref><pubmed>16522626</pubmed></ref>  


[[Image:3L4F.jpg|frame|right|250px|図4 Shank PDZ ドメインとbetaPIXとの相互作用 &lt;span class=]]&lt;pubmed&gt;20117114&lt;/pubmed&gt;" class="fck_mw_frame fck_mw_right" /&gt;   
[[Image:3L4F.jpg|frame|right|250px|図4 Shank PDZ ドメインとbetaPIXとの相互作用 <ref><pubmed>20117114</pubmed></ref>]]   


=== [[アクチン]]結合蛋白質  ===
=== [[アクチン]]結合蛋白質  ===
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