「ミリストイル化」の版間の差分

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=== 神経関連疾患  ===
=== 神経関連疾患  ===


 N-ミリストイル化はてんかんを含む神経関連疾患にもおいても重要である。SrcやFynはNMDA型グルタミン受容体のチロシンリン酸化を担う。SrcとNMDA型受容体の会合には、Srcのミリストイル化が重要であることが示唆されている。てんかん発症患者において、通常中枢神経系ではほとんど発現が見られないNMT2が多く発現する一方、NMTの阻害タンパク質であるNIP71(HSC70)の発現量が減少する例が知られている。
 N-ミリストイル化は[[てんかん]]を含む神経関連疾患にもおいても重要である。SrcやFynは[[NMDA型グルタミン受容体]]のチロシンリン酸化を担う。SrcとNMDA型受容体の会合には、Srcのミリストイル化が重要であることが示唆されている。てんかん発症患者において、通常中枢神経系ではほとんど発現が見られないNMT2が多く発現する一方、NMTの阻害タンパク質である[[wikipedia:HSPA8|NIP71]](HSC70)の発現量が減少する例が知られている。


=== 感染症  ===
=== 感染症  ===