「認知症」の版間の差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
サイズ変更なし 、 2016年2月5日 (金)
編集の要約なし
編集の要約なし
編集の要約なし
198行目: 198行目:
 ChE阻害剤など中核症状を改善する薬剤により周辺症状も軽減されることが多く、認知症疾患治療ガイドライン2010コンパクト版2012でも焦燥性興奮、攻撃性、脱抑制、体重減少、レビー小体型認知症における幻覚・妄想やREM睡眠期行動異常(RBD)などに記載が見られる。また抑肝散など漢方療法も示唆される(詳細は後述)。抗精神病薬では非定型抗精神病薬が使われやすいが、米国食品衛生局(FDA)より「認知症高齢者の臨床治験において非定型抗精神病薬投与群はプラセボ投与群に比べ死亡率が増加する」という警告が出ており要注意である。2013年7月には「かかりつけ医のためのBPSDに対する向精神薬使用ガイドライン」が厚生労働省により公表されている。その内容を'''表6'''にまとめた。<br>
 ChE阻害剤など中核症状を改善する薬剤により周辺症状も軽減されることが多く、認知症疾患治療ガイドライン2010コンパクト版2012でも焦燥性興奮、攻撃性、脱抑制、体重減少、レビー小体型認知症における幻覚・妄想やREM睡眠期行動異常(RBD)などに記載が見られる。また抑肝散など漢方療法も示唆される(詳細は後述)。抗精神病薬では非定型抗精神病薬が使われやすいが、米国食品衛生局(FDA)より「認知症高齢者の臨床治験において非定型抗精神病薬投与群はプラセボ投与群に比べ死亡率が増加する」という警告が出ており要注意である。2013年7月には「かかりつけ医のためのBPSDに対する向精神薬使用ガイドライン」が厚生労働省により公表されている。その内容を'''表6'''にまとめた。<br>


{| cellspacing="1" cellpadding="1" border="1" width="949" height="20""
{| cellspacing="1" cellpadding="1" border="1" width="965" height="20""
|+ '''表6.BPSDの各症状に対する向精神薬治療'''  
|+ '''表6.BPSDの各症状に対する向精神薬治療'''  
! style="width:8%" | 分類 !! style="width:11%" | 作用機序など !! style="width:13%" | 薬物名 !! style="width:21%" | 想定される<br>認知症への使用 !! style="width:44%" | 特徴・注意点 !! style="width:3%" | 用量
! style="width:9%" | 分類 !! style="width:12%" | 作用機序など !! style="width:13%" | 薬物名 !! style="width:21%" | 想定される<br>認知症への使用 !! style="width:43%" | 特徴・注意点 !! style="width:2%" | 用量
|-
|-
! rowspan="5" | 抗精神病薬
! rowspan="5" | 抗精神病薬
44

回編集

案内メニュー