「トーク:Held萼状シナプス」の版間の差分

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5.図2ですが、ventral cochlear nucleusは内側[[蝸牛神経]]核ではなく、腹側[[蝸牛]]神経核の方が適切かと思います。
5.図2ですが、ventral cochlear nucleusは内側[[蝸牛神経]]核ではなく、腹側[[蝸牛]]神経核の方が適切かと思います。


6.「同一の音源に由来する興奮性入力と抑制性入力を同時に感知するためには、同側の蝸牛神経核小型球形房状細胞からの興奮性入力と反対側の球形房状細胞-台形体核神経細胞からの抑制性入力が時間差なしで外側上オリーブ核に到達する必要がある。」とありますが、いくら高速かつ正確な伝達系とはいってもシナプスを1個余分にはさんで、かつ対側から遠い距離を伝導してきた入力が「時間差なし」に到達できるとは思えないのですが、どうなのでしょうか?
6.「同一の音源に由来する[[興奮性]]入力と[[抑制性]]入力を同時に感知するためには、同側の蝸牛神経核小型球形房状細胞からの興奮性入力と反対側の球形房状細胞-台形体核神経細胞からの抑制性入力が時間差なしで外側上オリーブ核に到達する必要がある。」とありますが、いくら高速かつ正確な伝達系とはいってもシナプスを1個余分にはさんで、かつ対側から遠い距離を伝導してきた入力が「時間差なし」に到達できるとは思えないのですが、どうなのでしょうか?


7.「しかし、一部の蝸牛神経細胞の軸索は枝分かれして別の台形体核主細胞にも投射するため、蝸牛神経細胞と台形体核の関係は必ずしも1対1ではない。」とあります。これは複数本の蝸牛神経細胞軸索を受ける台形体核があるという意味でしょうか?それとも1本の蝸牛神経細胞軸索は分枝して複数の台形体核を支配することがある、という意味でしょうか?この辺りをもう少し明確に書いていただけると有り難いです。
7.「しかし、一部の蝸牛神経細胞の[[軸索]]は枝分かれして別の台形体核主細胞にも投射するため、蝸牛神経細胞と台形体核の関係は必ずしも1対1ではない。」とあります。これは複数本の蝸牛神経細胞軸索を受ける台形体核があるという意味でしょうか?それとも1本の蝸牛神経細胞軸索は分枝して複数の台形体核を支配することがある、という意味でしょうか?この辺りをもう少し明確に書いていただけると有り難いです。


8.「高速かつ正確な伝達系」であるためには、大量に放出されたグルタミン酸の除去が極めて重要になると思います。アストロサイト(およびその膜状に発現するグルタミン酸トランスポーター)との位置関係はどうなっているのでしょうか?小脳登上線維のように完全にシナプスの周りをアストロサイトが取り巻いているのでしょうか?どのトランスポーターがどの辺りに発現しているのでしょうか?もし可能なら少し記述していただければと思います。
8.「高速かつ正確な伝達系」であるためには、大量に放出された[[グルタミン酸]]の除去が極めて重要になると思います。[[アストロサイト]](およびその膜状に発現する[[グルタミン酸トランスポーター]])との位置関係はどうなっているのでしょうか?[[小脳]]登上線維のように完全にシナプスの周りをアストロサイトが取り巻いているのでしょうか?どのトランスポーターがどの辺りに発現しているのでしょうか?もし可能なら少し記述していただければと思います。


9.「この期間に1つの主要な投射入力を残して他の入力線維は排除され、生後5日齢までにはシナプス前終末とシナプス後細胞の間に1:1対応が確立する[8]。しかし、一部の蝸牛神経細胞の軸索は枝分かれして別の台形体核主細胞(編集部コメント:台形体核神経細胞に表記を統一してよいでしょうか。)にも投射するため、蝸牛神経細胞と台形体核主細胞の関係は必ずしも1対1ではない。
9.「[[シナプス前終末]]に発現する[[グリシン受容体]]の開口や[[カリウムチャネル]]Kv7.5の不活化は膜電位を上昇させる。」とありますが、これはCl[[イオン]]の平衡電位が静止膜電位より浅いということでしょうか?
 
--[[利用者:Myuzaki|Myuzaki]] ([[利用者・トーク:Myuzaki|トーク]]) 2016年6月10日 (金) 21:47 (JST)柚崎
 
== Calyxの訳語について ==
 
これまでcalyx of Heldをあえて訳するようなケースがあまりなかったため、「calyx」をどのように和訳するのが悩ましいところです。直訳では[[植物]]の花を構成する「萼(がく)」ですが、kidney calyxが腎杯と訳されてるように「杯」と訳される場合もあります。Calyx of Heldは、生後10日齢頃までは「杯」と呼ぶにふさわしいカップ状の形態をとりますが、生後2週齢以降は顕著なfenestrationが起き成熟したシナプスは「杯」という漢字からの[[連想]]とは異なる形態となります。実験者の実感では「杯」の字当てはめるのは抵抗があり「萼」がふさわしいと考えます。従ってあえて和訳するのなら「Held萼状シナプス」であり、常用漢字を用いるという本辞典の規則を厳密に適用するなら「Heldがく状シナプス」になるかと思います。本邦でcalyx of Heldの研究に従事する数名の研究者に直接話を伺ったところ、感覚としては萼の方がしっくりくるという意見が多数派でした。また中国人研究者によれば中国語では「萼状突触」と訳されるそうです。従って、リバイスでは「Held萼状シナプス」に統一し、頻出する箇所ではしつこい繰り返しを避けるために単に「萼状シナプス」と記すよう修正しました。しかし「萼状」と「がく状」のどちらもがしっくりこないのであれば、英語音のカタカナ表記で「Heldカリックスシナプス」のままでもよいと思います。本辞典での訳が、今後広く使われいく可能性があると思われますので、編集委員会でもご検討いただければ幸いです。
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