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Ryouheinakayama (トーク | 投稿記録) 細編集の要約なし |
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メタ認知は大きく3つに分類されている。 | メタ認知は大きく3つに分類されている。 | ||
1、メタ認知的知識(metacognitive knowledge/awareness)は、認知に関する知識。自己だけではなく,他者の認知や記憶についての知識も含まれる(例「AさんはBさんよりも想像力に富んでいる」)。一般的にメタ記憶はこれに含まれる。 | 1、メタ認知的知識(metacognitive knowledge/awareness)は、認知に関する知識。自己だけではなく,他者の認知や記憶についての知識も含まれる(例「AさんはBさんよりも想像力に富んでいる」)。一般的にメタ記憶はこれに含まれる。 | ||
2、メタ認知的調整(metacognitive regulation)は、学習の制御を補うような行動を通し、認知や学習をの経験を調整することである。 | 2、メタ認知的調整(metacognitive regulation)は、学習の制御を補うような行動を通し、認知や学習をの経験を調整することである。 | ||
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=== 各分野におけるメタ認知研究 === | === 各分野におけるメタ認知研究 === | ||
発達心理学、教育心理学の分野では、主に子供の課題遂行能力や学習能力の向上という視点から研究が行われてきた。Piagetを中心とする自己制御(self-regulation)研究では,人間は「能動的に」調整/学習すると考えられた。 | 発達心理学、教育心理学の分野では、主に子供の課題遂行能力や学習能力の向上という視点から研究が行われてきた。Piagetを中心とする自己制御(self-regulation)研究では,人間は「能動的に」調整/学習すると考えられた。 | ||
実験心理学では、モニタリング(自身の記憶に関する判断)と制御(判断を行動に結びつける)の間のメタ認知の質的な違いに注目した研究が多い。認知神経科学では、メタ認知的なモニタリングと制御は、他の皮質領野からの入力やフィードバックを受けた前頭前野における機能と考えられている。人工知能やモデリングの分野においても、メタ認知研究が行われている。<br> | 実験心理学では、モニタリング(自身の記憶に関する判断)と制御(判断を行動に結びつける)の間のメタ認知の質的な違いに注目した研究が多い。認知神経科学では、メタ認知的なモニタリングと制御は、他の皮質領野からの入力やフィードバックを受けた前頭前野における機能と考えられている。人工知能やモデリングの分野においても、メタ認知研究が行われている。<br> | ||
73行目: | 73行目: | ||
内観 | 内観 | ||
メタ記憶(metamemory)<br>メタ理解(metacomprehension)<br>メタ感情(meta-emotion)<br>メタ知識(metaknowledge)<br>メタ哲学(metaphilosophy)<br>メタ理論(metatheory) | メタ記憶(metamemory)<br>メタ理解(metacomprehension)<br>メタ感情(meta-emotion)<br>メタ知識(metaknowledge)<br>メタ哲学(metaphilosophy)<br>メタ理論(metatheory) | ||
学習法 | 学習法 | ||
学習容易性判断(ease-of-learning judgments; EOL)<br> | 学習容易性判断(ease-of-learning judgments; EOL)<br> | ||
既学習判断(judgments of learning; JOL) | 既学習判断(judgments of learning; JOL) | ||
既知感(feeling-of-knowing; FOK) | 既知感(feeling-of-knowing; FOK) | ||
もう少しで分かりそうな感じ(feeling of warmth; FOW)<br> | もう少しで分かりそうな感じ(feeling of warmth; FOW)<br> | ||
心相續(mindstream) | 心相續(mindstream) | ||
ミラーテスト<br> | ミラーテスト<br> | ||
2次サイバネティクス | 2次サイバネティクス |
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