「ブレビカン」の版間の差分

編集の要約なし
編集の要約なし
編集の要約なし
1行目: 1行目:
<div align="right"> 
<font size="+1">[https://researchmap.jp/read0015837 大橋 俊孝]</font><br>
''岡山大学 医歯薬学総合研究科''<br>
DOI:<selfdoi /> 原稿受付日:2025年6月30日 原稿完成日:2025年7月1日<br>
担当編集委員:[http://researchmap.jp/wadancnp 和田 圭司](国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター)
</div>
同義語:brevican<br>
{{box|text= 神経系に特異的に発現するコンドロイチン硫酸プロテオグリカンで、脳の細胞外マトリックス(ECM)構造であるペリニューロナルネット(PNN)や軸索初節、ランビエ絞輪、シナプス周囲などに局在し、神経の可塑性や回路の安定性に重要な役割を果たす。分泌型とGPIアンカー型の2種類のアイソフォームがあり、発現や機能は発達段階や細胞種によって異なる。加齢や神経疾患(アルツハイマー病、グリオーマなど)に関与し、薬物依存や行動制御にも関係することから、近年では脳の可塑性や老化のバイオマーカーとしても注目されている。}}
{{box|text= 神経系に特異的に発現するコンドロイチン硫酸プロテオグリカンで、脳の細胞外マトリックス(ECM)構造であるペリニューロナルネット(PNN)や軸索初節、ランビエ絞輪、シナプス周囲などに局在し、神経の可塑性や回路の安定性に重要な役割を果たす。分泌型とGPIアンカー型の2種類のアイソフォームがあり、発現や機能は発達段階や細胞種によって異なる。加齢や神経疾患(アルツハイマー病、グリオーマなど)に関与し、薬物依存や行動制御にも関係することから、近年では脳の可塑性や老化のバイオマーカーとしても注目されている。}}