「バスケット細胞」の版間の差分

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== 化学物質の発現 ==
== 化学物質の発現 ==


[[image: バスケット細胞2.jpg|thumb|300px|'''図2.大脳皮質のdescendingバスケット細胞'''<br>
[[image: バスケット細胞2.jpg|thumb|200px|'''図2.大脳皮質のdescendingバスケット細胞'''<br>
<ref name=ref4 />より抜粋。]]
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 ラットの大脳皮質においては、large basket細胞やnest basket細胞の約50%はパルブアルブミン(PV)のmRNAを発現している。しかし、small basket細胞は、5%程度しかパルブアルブミンを発現しておらず、70%程度の細胞でコレシストキニンを発現している,ref name=ref2 />。また、下降性の軸索を持つdescending basket細胞という細胞も報告されているが(図2)、この細胞は血管作動性腸管ペプチド(VIP; vasoactive intestinal polypeptide)や副腎皮質刺激ホルモン放出因子(CRF; corticotropin releasing factor)を発現している<ref name=ref4><pubmed>15044524</pubmed></ref>。
 ラットの大脳皮質においては、large basket細胞やnest basket細胞の約50%はパルブアルブミン(PV)のmRNAを発現している。しかし、small basket細胞は、5%程度しかパルブアルブミンを発現しておらず、70%程度の細胞でコレシストキニンを発現している<ref name=ref2 />。また、下降性の軸索を持つdescending basket細胞という細胞も報告されているが(図2)、この細胞は血管作動性腸管ペプチド(VIP; vasoactive intestinal polypeptide)や副腎皮質刺激ホルモン放出因子(CRF; corticotropin releasing factor)を発現している<ref name=ref4><pubmed>15044524</pubmed></ref>。


 海馬においてもバスケット細胞は、パルブアルブミンやコレシストキニンを発現している。
 海馬においてもバスケット細胞は、パルブアルブミンやコレシストキニンを発現している。