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細 (→酵素反応速度論的解析の実例) |
細 (→競合阻害) |
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この場合、酵素の全濃度<span class="texhtml">[''E''<sub>0</sub>]</span>は(4)式に代わって | この場合、酵素の全濃度<span class="texhtml">[''E''<sub>0</sub>]</span>は(4)式に代わって | ||
<br> < | <br> <math>[E_0] = [E] + [ES] + [EI]\,</math> (21) | ||
(2)(20)(21)より<span class="texhtml">[''E'']</span>と<span class="texhtml">[''EI'']</span>を消去して<math>[ES]</math>について整理すると | (2)(20)(21)より<span class="texhtml">[''E'']</span>と<span class="texhtml">[''EI'']</span>を消去して<math>[ES]</math>について整理すると | ||
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と表せるので、各阻害剤濃度<span class="texhtml">[''I'']</span>に対して、図3のラインウィーバー・バークプロットの傾きをプロットした図4のような2次プロットを作成すると、(26)式に従った直線となり、その直線のx切片(<math>-K_i</math>に相当)の値から<span class="texhtml">''K''<sub>''i''</sub></span>値を求めることが出来る。<span class="texhtml">''K''<sub>''i''</sub></span>は阻害定数と呼ばれ、この場合、酵素—阻害剤複合体の解離定数に相当する。<span class="texhtml">''K''<sub>''i''</sub></span>は酵素と阻害剤の親和性の尺度であり、値が小さいほど酵素に対する親和性が強いことを示す。 [[Image:AtsuhikoIshida fig 4.jpg|thumb|300px|図4 Ki値を求めるための二次プロット。各阻害剤濃度に対して図3のプロットの傾きをプロットしたもの。]] | と表せるので、各阻害剤濃度<span class="texhtml">[''I'']</span>に対して、図3のラインウィーバー・バークプロットの傾きをプロットした図4のような2次プロットを作成すると、(26)式に従った直線となり、その直線のx切片(<math>-K_i</math>に相当)の値から<span class="texhtml">''K''<sub>''i''</sub></span>値を求めることが出来る。<span class="texhtml">''K''<sub>''i''</sub></span>は阻害定数と呼ばれ、この場合、酵素—阻害剤複合体の解離定数に相当する。<span class="texhtml">''K''<sub>''i''</sub></span>は酵素と阻害剤の親和性の尺度であり、値が小さいほど酵素に対する親和性が強いことを示す。 [[Image:AtsuhikoIshida fig 4.jpg|thumb|300px|図4 Ki値を求めるための二次プロット。各阻害剤濃度に対して図3のプロットの傾きをプロットしたもの。]] | ||
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===非競合阻害=== | ===非競合阻害=== | ||