16,039
回編集
細 (→昆虫) |
細 (→遺伝子の特徴と受容体の構造) |
||
60行目: | 60行目: | ||
==== 遺伝子の特徴と受容体の構造 ==== | ==== 遺伝子の特徴と受容体の構造 ==== | ||
V2Rは7回膜貫通型のGPCRである('''図1''')。マウスはゲノム上に121個のV2R遺伝子を有する<ref><pubmed>17382427</pubmed></ref> | V2Rは7回膜貫通型のGPCRである('''図1''')。マウスはゲノム上に121個のV2R遺伝子を有する<ref><pubmed>17382427</pubmed></ref>。またV2RはV1Rと異なり配列中にイントロンを含む<ref name=Herrada1997/><ref name=Ryba1997/><ref name=Matsunami1997/>。 | ||
1つの鋤鼻神経細胞には各鋤鼻神経特異的なV2Rが1種類と、広く発現するV2R2の2つが発現している<ref><pubmed>11157070</pubmed></ref>。また、[[wj:主要組織適合遺伝子複合体|主要組織適合遺伝子複合体]](MHC)、[[wj:β2-ミクログロブリン|β2-ミクログロブリン]]と共発現していることから、V2Rはこれらの因子と複合体を形成して機能している可能性が示唆されている<ref><pubmed>12620187</pubmed></ref><ref><pubmed>12628182</pubmed></ref>。 | 1つの鋤鼻神経細胞には各鋤鼻神経特異的なV2Rが1種類と、広く発現するV2R2の2つが発現している<ref><pubmed>11157070</pubmed></ref>。また、[[wj:主要組織適合遺伝子複合体|主要組織適合遺伝子複合体]](MHC)、[[wj:β2-ミクログロブリン|β2-ミクログロブリン]]と共発現していることから、V2Rはこれらの因子と複合体を形成して機能している可能性が示唆されている<ref><pubmed>12620187</pubmed></ref><ref><pubmed>12628182</pubmed></ref>。 |