17,548
回編集
細編集の要約なし |
細 (→薬物相互作用) |
||
| 39行目: | 39行目: | ||
== 薬物相互作用 == | == 薬物相互作用 == | ||
抗うつ薬をはじめとする精神疾患治療薬の多くは長期間の服用を必要とすることから、不活性体への[[代謝]]阻害などの併用薬との相互作用の可能性について注意が必要である。ベンラファキシンは[[CYP2D6]]により活性代謝物のデスベンラファキシンに代謝されるほか、一部は活性の弱いN-デスメチルベンラファキシン(N-desmethylvenlafaxine)に[[CYP3A4]]により代謝されることから、[[シメチジン]]などCYP3A4阻害作用を示す薬と併用するとその作用が意図せず増強される可能性がある<ref>イフェクサーSRカプセルインタビューフォーム</ref>[17]。デュロキセチンは血漿タンパク質との結合率が極めて高く(97-99%)<ref> サインバルタカプセル添付文書</ref>[18]、[[ワルファリン]] | 抗うつ薬をはじめとする精神疾患治療薬の多くは長期間の服用を必要とすることから、不活性体への[[代謝]]阻害などの併用薬との相互作用の可能性について注意が必要である。ベンラファキシンは[[CYP2D6]]により活性代謝物のデスベンラファキシンに代謝されるほか、一部は活性の弱いN-デスメチルベンラファキシン(N-desmethylvenlafaxine)に[[CYP3A4]]により代謝されることから、[[シメチジン]]などCYP3A4阻害作用を示す薬と併用するとその作用が意図せず増強される可能性がある<ref>イフェクサーSRカプセルインタビューフォーム</ref>[17]。デュロキセチンは血漿タンパク質との結合率が極めて高く(97-99%)<ref> サインバルタカプセル添付文書</ref>[18]、[[ワルファリン]]等の血漿タンパク質結合率が高い薬剤と併用することで、血漿タンパク質結合の拮抗によりその作用が増強される可能性がある。またCYP2D6の阻害作用を有することから、CYP2D6により主に代謝される薬剤([[アミトリプチリン]]、イミプラミン、[[ペルフェナジン]]など)の血中濃度を上昇させる可能性がある。 | ||
==関連項目== | ==関連項目== | ||