「ウイルスベクター」の版間の差分

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担当編集委員:[https://researchmap.jp/michisukeyuzaki 柚崎通介](慶應義塾大学 医学研究科)<br>
担当編集委員:[https://researchmap.jp/michisukeyuzaki 柚崎通介](慶應義塾大学 医学研究科)<br>
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英語名:viral vector
英語名:viral vector 独:Viraler Vektor 仏:vecteur viral


{{box|text= 細胞に吸着したウイルスは、自らのゲノムを細胞内に送り込み、細胞がもつ転写翻訳機構を利用してゲノムを複製し増殖する。遺伝子操作により、複製および増殖能を欠損させたウイルスに外来遺伝子を組み込み、効率的に目的の遺伝子を細胞へ導入し発現させる能力のみを利用したものをウイルスベクターという。細胞への遺伝子導入効率は、エレクトロポレーションやリン酸カルシウム法などの物理化学的な導入法よりはるかに優れており、遺伝子導入が困難な生体ニューロンへの遺伝子発現実験や遺伝子治療に広く使用されている。}}
{{box|text= 細胞に吸着したウイルスは、自らのゲノムを細胞内に送り込み、細胞がもつ転写翻訳機構を利用してゲノムを複製し増殖する。遺伝子操作により、複製および増殖能を欠損させたウイルスに外来遺伝子を組み込み、効率的に目的の遺伝子を細胞へ導入し発現させる能力のみを利用したものをウイルスベクターという。細胞への遺伝子導入効率は、エレクトロポレーションやリン酸カルシウム法などの物理化学的な導入法よりはるかに優れており、遺伝子導入が困難な生体ニューロンへの遺伝子発現実験や遺伝子治療に広く使用されている。}}
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| 神経細胞への感染 || グリア細胞好性 || ニューロン好性 || 好性なし || 分裂細胞のみ、ニューロン発現なし || colspan="2" style="text-align:center;" | ニューロン/グリア  
| 神経細胞への感染 || グリア細胞好性 || ニューロン好性 || 好性なし || 分裂細胞のみ、ニューロン発現なし || colspan="2" style="text-align:center;" | ニューロン/グリア  
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| 物理的封じ込め || P2 || P2 || P2 || P2 || P2 || P1(普通の実験室)
| 物理的封じ込め || colspan="5" style="text-align:center;" | P2 || P1(普通の実験室)
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| 搭載可能 || 8~30 kb ||  || 4.5 kb || 8 kb || 8 kb || 4.7 kb
| 搭載可能 || 8~30 kb ||  || 4.5 kb || 8 kb || 8 kb || 4.7 kb