「双極性障害」の版間の差分

編集の要約なし
編集の要約なし
編集の要約なし
22行目: 22行目:


== 診断(診断基準、鑑別診断を含む)==
== 診断(診断基準、鑑別診断を含む)==
 
 
=== エピソードの診断 ===
=== エピソードの診断 ===


55行目: 55行目:
*物質使用障害 <br> 覚醒剤などの薬物により、躁状態やうつ状態が誘発される。
*物質使用障害 <br> 覚醒剤などの薬物により、躁状態やうつ状態が誘発される。
*向精神薬の副作用 <br> 抗精神病薬によるアカシジア(静坐不能)と焦燥、薬剤性パーキンソン症状とうつ状態、抗うつ薬(特にパロキセチン)による中止後発現症状とうつ状態による不快気分・焦燥、三環系抗うつ薬による幻視とうつ状態に伴う精神病症状、カルバマゼピンによる聴覚系の副作用(音程が変化して感じられる)と知覚変容などについて、鑑別が必要となる。<br> 抗うつ薬により誘発された躁状態は、抗うつ薬中止ですぐ改善しないような場合は、双極性障害によるものと判断される。  
*向精神薬の副作用 <br> 抗精神病薬によるアカシジア(静坐不能)と焦燥、薬剤性パーキンソン症状とうつ状態、抗うつ薬(特にパロキセチン)による中止後発現症状とうつ状態による不快気分・焦燥、三環系抗うつ薬による幻視とうつ状態に伴う精神病症状、カルバマゼピンによる聴覚系の副作用(音程が変化して感じられる)と知覚変容などについて、鑑別が必要となる。<br> 抗うつ薬により誘発された躁状態は、抗うつ薬中止ですぐ改善しないような場合は、双極性障害によるものと判断される。  
 
 
== 病態生理 ==
== 病態生理 ==