「ROCK」の版間の差分

サイズ変更なし 、 2016年6月22日 (水)
編集の要約なし
編集の要約なし
編集の要約なし
63行目: 63行目:


== 構造および活性化機構 ==
== 構造および活性化機構 ==
[[ファイル:ROCK1.png|350px|サムネイル|右|'''図1. マウスのROCKアイソフォームのドメイン構造''']]
[[ファイル:ROCK1.jpg|350px|サムネイル|右|'''図1. マウスのROCKアイソフォームのドメイン構造''']]


 どちらのアイソフォームもN末端側からキナーゼ領域、[[コイルド・コイル]]領域、Rho結合領域、[[PHドメイン|PH]]([[プレックスリン相同ドメイン|プレックスリン相同]])領域、高システイン領域を有する(図1)。
 どちらのアイソフォームもN末端側からキナーゼ領域、[[コイルド・コイル]]領域、Rho結合領域、[[PHドメイン|PH]]([[プレックスリン相同ドメイン|プレックスリン相同]])領域、高システイン領域を有する(図1)。
83行目: 83行目:


====神経突起の伸展====
====神経突起の伸展====
[[ファイル:rock2.png|350px|サムネイル|右|'''図2. 神経突起伸展開始制御におけるRho-ROCKシグナル経路の関与''']]
[[ファイル:rock2.jpg|350px|サムネイル|右|'''図2. 神経突起伸展開始制御におけるRho-ROCKシグナル経路の関与''']]
[[ファイル:ROCK3.png|350px|サムネイル|右|'''図3. EphAによる軸索退縮へのRho-ROCKシグナル経路の関与''']]
[[ファイル:ROCK3.jpg|350px|サムネイル|右|'''図3. EphAによる軸索退縮へのRho-ROCKシグナル経路の関与''']]


 神経突起の形成と伸展は、突起先端の[[成長円錐]]でのアクチン細胞骨格の再編成と、それに引き続く微小管の配向、安定化から成る。成長円錐は高い運動性を持った扇形の構造であり、[[軸索ガイダンス]]因子による軸索の伸長や退縮、さらに軸索伸長の方向の制御に深く関わる(''詳細は[[成長円錐]]の項目参照'')。
 神経突起の形成と伸展は、突起先端の[[成長円錐]]でのアクチン細胞骨格の再編成と、それに引き続く微小管の配向、安定化から成る。成長円錐は高い運動性を持った扇形の構造であり、[[軸索ガイダンス]]因子による軸索の伸長や退縮、さらに軸索伸長の方向の制御に深く関わる(''詳細は[[成長円錐]]の項目参照'')。