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== 構造および活性化機構 == | == 構造および活性化機構 == | ||
[[ファイル:ROCK1.jpg| | [[ファイル:ROCK1.jpg|300px|サムネイル|右|'''図1. マウスのROCKアイソフォームのドメイン構造''']] | ||
どちらのアイソフォームもN末端側からキナーゼ領域、[[コイルド・コイル]]領域、Rho結合領域、[[PHドメイン|PH]]([[プレックスリン相同ドメイン|プレックスリン相同]])領域、高システイン領域を有する(図1)。 | どちらのアイソフォームもN末端側からキナーゼ領域、[[コイルド・コイル]]領域、Rho結合領域、[[PHドメイン|PH]]([[プレックスリン相同ドメイン|プレックスリン相同]])領域、高システイン領域を有する(図1)。 | ||
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====神経突起の伸展==== | ====神経突起の伸展==== | ||
[[ファイル:rock2.jpg| | [[ファイル:rock2.jpg|300px|サムネイル|右|'''図2. 神経突起伸展開始制御におけるRho-ROCKシグナル経路の関与''']] | ||
[[ファイル:ROCK3.jpg| | [[ファイル:ROCK3.jpg|300px|サムネイル|右|'''図3. EphAによる軸索退縮へのRho-ROCKシグナル経路の関与''']] | ||
神経突起の形成と伸展は、突起先端の[[成長円錐]]でのアクチン細胞骨格の再編成と、それに引き続く微小管の配向、安定化から成る。成長円錐は高い運動性を持った扇形の構造であり、[[軸索ガイダンス]]因子による軸索の伸長や退縮、さらに軸索伸長の方向の制御に深く関わる(''詳細は[[成長円錐]]の項目参照'')。 | 神経突起の形成と伸展は、突起先端の[[成長円錐]]でのアクチン細胞骨格の再編成と、それに引き続く微小管の配向、安定化から成る。成長円錐は高い運動性を持った扇形の構造であり、[[軸索ガイダンス]]因子による軸索の伸長や退縮、さらに軸索伸長の方向の制御に深く関わる(''詳細は[[成長円錐]]の項目参照'')。 |