トーク:精神病性障害

提供:脳科学辞典
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査読担当 加藤忠史

 編集担当の林康紀先生より、

  • 抄録はDSMとICD-10における用語の使い方のご解説から始まっていますが、まず精神病性障害とは何か、独立した項目として解説する意味はどこにあるのか、分野外の者にも判るよう、一言でご説明いただければと思います。
  • 「精神病症状 (psychotic symptom) とされる特定の症状」と書いてありますが、それがなにかが抄録で判るようにお願い致します。
  • 用語の使い方の変遷はイントロに移して頂ければと思います。
  • イントロもまず現在「精神病性障害」が如何に定義されているかが判るように御改訂頂ければ幸いです。
  • DSM-IIからの用語の使い方の変遷から入ると初学者は混乱するかと思います。DSM-IIの「精神病」とDSM-5での「精神病性障害」は必ずしも同一の単語ではないので、DSM-IIまで遡っての解説が必要か御検討頂ければ幸いです。
  • 本文各所、ICD-10、DSM-IV-TR、DSM-5を比較して書かれていますが、一番重要なのは、各診断基準で共通している点かと思います。それを本文に記述し、相違点などに関しては可能でしたら表を使う事を御考慮下さい。エクセルファイルなどでお送りいただければ、編集部で対応致します。
  • 複数の疾患を含む概念のご解説記事ですので難しいかもしれませんが、病態生理、治療、疫学についても御言及頂ければと思います。

 とのコメントがありました。確かにおっしゃる通りであると思いましたので、少し改訂させていただきました。
 具体的には、

  • 最初の「精神病性障害とは」の項を、「『精神病』として、その用語の概略を示しました。
  • 現在の「精神病性障害とは」は、「精神病性障害の診断分類」として末尾に移動しました。
  • 抄録から、診断基準に関する議論を削除して、全体の解説としました。

 以上の通り、当方にて改訂案を作成させていただきましたが、ご検討いただければと思います。

  --Tkato (トーク) 2014年2月23日 (日) 20:45 (JST)