「脳神経倫理学」の版間の差分

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 2013年現在、脳神経倫理学に関する査読付きの国際学術専門誌としては、「Neuroethics」(2008年発刊、年間3回発行、出版社:Springer、責任編集者:Neil Levy)、「American Journal of Bioethics: Neuroscience」(2010年発刊、年間1回発行、出版社:Taylor & Francis、責任編集者:Paul Root Wolpe)などがある。
 2013年現在、脳神経倫理学に関する査読付きの国際学術専門誌としては、「Neuroethics」(2008年発刊、年間3回発行、出版社:Springer、責任編集者:Neil Levy)、「American Journal of Bioethics: Neuroscience」(2010年発刊、年間1回発行、出版社:Taylor & Francis、責任編集者:Paul Root Wolpe)などがある。


 関連する国際学会としては、「International Neuroethics Society」(現会長:Steven Hyman)が2008年から活動を継続している。この学会は、脳神経科学に関連する倫理的・社会的問題に対応する必要性から生まれた学際的な学会であり、参加者は、哲学・倫理学分野の研究者だけではなく、医師などの医療従事者、法学者、脳神経科学者など多様なバックグラウンドを有する。また、全米神経科学学会「[[w:Society for Neuroscience|Society for Neuroscience]] (SfN)」においても脳神経倫理学に関するセッションや研究発表が行われている。日本国内においては、生命倫理学会や日本神経科学学会において定期的に脳神経倫理学に関するセッションや発表が行われているという状況である。
 関連する国際学会としては、「International Neuroethics Society」(現会長:Steven Hyman)が2008年から活動を継続している。この学会は、脳神経科学に関連する倫理的・社会的問題に対応する必要性から生まれた学際的な学会であり、参加者は、哲学・倫理学分野の研究者だけではなく、医師などの医療従事者、法学者、脳神経科学者など多様なバックグラウンドを有する。また、[[wj:北米神経科学学会|全米神経科学学会]]「[[w:Society for Neuroscience|Society for Neuroscience]] (SfN)」においても脳神経倫理学に関するセッションや研究発表が行われている。日本国内においては、生命倫理学会や日本神経科学学会において定期的に脳神経倫理学に関するセッションや発表が行われているという状況である。


 大学などでの専門家養成教育プログラムとしては、北アメリカでは、[[wj:ペンシルベニア大学|ペンシルベニア大学]](Center for Neuroscience and Society)、[[wj:ブリティッシュコロンビア大学|ブリティッシュコロンビア大学]](National Core for Neuroethics)などで、博士課程を含めた大学院教育課程が設置され、専門家の養成が行なわれている。国内では、[[wj:東京大学|東京大学]]大学院情報学環や東京大学大学院総合文化研究科などで関連する教育がおこなわれている。
 大学などでの専門家養成教育プログラムとしては、北アメリカでは、[[wj:ペンシルベニア大学|ペンシルベニア大学]](Center for Neuroscience and Society)、[[wj:ブリティッシュコロンビア大学|ブリティッシュコロンビア大学]](National Core for Neuroethics)などで、博士課程を含めた大学院教育課程が設置され、専門家の養成が行なわれている。国内では、[[wj:東京大学|東京大学]]大学院情報学環や東京大学大学院総合文化研究科などで関連する教育がおこなわれている。

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