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のどちらかがあることである。 | のどちらかがあることである。 | ||
2に相当する概念は、日本の医学界においては[[腟内射精障害]]として疾患概念が議論されている。すなわち、[[wj:自慰 | 2に相当する概念は、日本の医学界においては[[腟内射精障害]]として疾患概念が議論されている。すなわち、[[wj:自慰|自慰]]では射精が可能だが、[[wj:性交|性交]]時、[[wj:腟内|腟内]]においては射精な困難なものたちがおり、その原因としては、手を使わずペニスを布団などにこすりつける、強いグリップでペニスを握るなどの不適切な自慰の方法が指摘されさている。 | ||
「遅延」に関しては、具体的に「何分以上」などの定義はない。射精までの時間がどれくらいが正常なのか、どのくらいの時間だと受け入れがたい長さなのかという点については、医学的合意がないからである。 | 「遅延」に関しては、具体的に「何分以上」などの定義はない。射精までの時間がどれくらいが正常なのか、どのくらいの時間だと受け入れがたい長さなのかという点については、医学的合意がないからである。 | ||
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genito-pelvic pain/penetration disorder | genito-pelvic pain/penetration disorder | ||
性器・骨盤痛/挿入障害もDSM-5における性機能不全疾患分類の主要な変更点の一つである。従来は[[性交疼痛障害]]である「[[性交疼痛症]]」と「[[腟けいれん]]」と二つの疾患であったのが、DSM-5では、この二つの疾患は統合され、「性器・骨盤痛/ | 性器・骨盤痛/挿入障害もDSM-5における性機能不全疾患分類の主要な変更点の一つである。従来は[[性交疼痛障害]]である「[[性交疼痛症]]」と「[[腟けいれん]]」と二つの疾患であったのが、DSM-5では、この二つの疾患は統合され、「性器・骨盤痛/挿入障害」という、ひとつの疾患単位となったのである。ひとつにされた理由としては、実際上、二つの疾患の鑑別は困難だったからである。腟けいれんにおいては、腟れん縮の存在を確認する必要があったが、診察場面での確認は困難であった。すなわち、性交時に腟への挿入が困難なものは、婦人科的診察場面においても、診察器具を腟に挿入することは困難だからである。また、腟けいれんでは、痛みへの恐怖や挿入への恐怖も、多くの場合同時に見られたのである。これらのことより、二つの疾患は、多くは重なり合うものとして認識されるようになり、DSM-5ではひとつの疾患単位に統合された。 | ||
診断基準は、以下の項目のうち1つ以上が持続的ないし反復的に存在することである。 | 診断基準は、以下の項目のうち1つ以上が持続的ないし反復的に存在することである。 | ||
#性交中の腟への挿入が困難 | #性交中の腟への挿入が困難 | ||
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premature (early) ejaculation | premature (early) ejaculation | ||
早漏とは、パートナーとの性的活動において、持続的ないし反復的に、腟挿入後1分以内に、本人が望む以前に射精することである。腟挿入以外の性的活動については、射精までの時間の定義は確立されていない。 | |||
射精までの時間に重症度は三段階に分類される。射精までの時間が30秒から1分までが軽度、15秒から30秒までが中程度、直後ないし15秒以内が重度である。 | 射精までの時間に重症度は三段階に分類される。射精までの時間が30秒から1分までが軽度、15秒から30秒までが中程度、直後ないし15秒以内が重度である。 |