「シナプシン」の版間の差分

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==アイソフォームとドメイン構造==  
==アイソフォームとドメイン構造==  
[[ファイル:Yokoyamagata Fig 1.jpg|サムネイル||図1:哺乳類のシナプシン各アイソフォーム(Ia, Ib; IIa, IIb; IIIa)のドメイン構造。左側がアミノ末端、右側がカルボキシル末端。]]
[[ファイル:Yokoyamagata Fig 1.jpg|サムネイル||400px|'''図1:哺乳類のシナプシン各アイソフォーム(Ia, Ib; IIa, IIb; IIIa)のドメイン構造'''<br>左側がアミノ末端、右側がカルボキシル末端。]]
 シナプシンは系統発生学的によく保存された蛋白質ファミリーで、ほとんどの動物に存在する。無脊椎動物ではその遺伝子は1個だが、ほとんどの脊椎動物では3個となり、シナプシンI、II、IIIに対応する。哺乳類ではそれぞれの遺伝子から選択的スプライシングによって複数のアイソフォーム(Ia-b、IIa-b、IIIa-f)が形成され、そのうち主なものは、シナプシンIa、Ib、IIa、IIb、IIIaの5種類である(Gitler, 2009; Khvotchev, 2009; Cesca, 2010)(図1)。
 シナプシンは系統発生学的によく保存された蛋白質ファミリーで、ほとんどの動物に存在する。無脊椎動物ではその遺伝子は1個だが、ほとんどの脊椎動物では3個となり、シナプシンI、II、IIIに対応する。哺乳類ではそれぞれの遺伝子から選択的スプライシングによって複数のアイソフォーム(Ia-b、IIa-b、IIIa-f)が形成され、そのうち主なものは、シナプシンIa、Ib、IIa、IIb、IIIaの5種類である(Gitler, 2009; Khvotchev, 2009; Cesca, 2010)(図1)。


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