「L1」の版間の差分

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52 バイト追加 、 2012年3月6日 (火)
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== 発現様式  ==
== 発現様式  ==


 L1は発生段階の神経組織に強く発現し、成体になると発現量は減少する。さまざまな種類の[[神経細胞]]、[[シュワン細胞]]と[[オリゴデンドロサイト]]がL1を発現する。[[脊髄]][[後根神経節]]神経細胞では[[細胞体]]から[[神経突起]]先端部まで比較的均一に存在するが、[[海馬]]神経細胞のように極性化した細胞では、[[軸索]]遠位部から[[成長円錐]]に集積し、細胞体と[[樹状突起]]での発現は低い。したがって、神経細胞の極性化の解析において、 L1は軸索マーカーとして利用される。  
 [http://mouse.brain-map.org/experiment/show/80342072 L1]は発生段階の神経組織に強く発現し、成体になると発現量は減少する。さまざまな種類の[[神経細胞]]、[[シュワン細胞]]と[[オリゴデンドロサイト]]がL1を発現する。[[脊髄]][[後根神経節]]神経細胞では[[細胞体]]から[[神経突起]]先端部まで比較的均一に存在するが、[[海馬]]神経細胞のように極性化した細胞では、[[軸索]]遠位部から[[成長円錐]]に集積し、細胞体と[[樹状突起]]での発現は低い。したがって、神経細胞の極性化の解析において、 L1は軸索マーカーとして利用される。
 


== 結合蛋白質  ==
== 結合蛋白質  ==

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