「反応時間」の版間の差分

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反応時間に影響する処理段階は少なくとも、刺激の知覚処理、判断や反応選択の処理、反応のための運動実行の処理の3つに分けられる。
反応時間に影響する処理段階は少なくとも、刺激の知覚処理、判断や反応選択の処理、反応のための運動実行の処理の3つに分けられる。
いずれの処理段階も反応時間に影響を生じうる。
いずれの処理段階も反応時間に影響を生じうる。
なお、反応時間の平均的な長さだけでなく、個人内のばらつき(SDなど)が分析されることもある。
なお、反応時間の平均的な長さだけでなく、ばらつき(標準偏差など)が分析されることもある。


==いろいろな反応時間==
==いろいろな反応時間==


[[ファイル:RTfprtmt.png|frame|'''図1.''' 反応時間と運動時間(MT)、先行期間(FP)。運動時間も含めて反応時間と呼ぶこともある。]]
[[ファイル:RTfprtmt.png|frame|'''図1.''' 反応時間と運動時間(MT)、先行期間(FP)。例として、予告刺激の音が鳴った後、
反応刺激として左右どちらからのランプが点灯し、点灯した方のボタンをできるだけ速く押す(押すとランプは消灯)という課題の場合を示す。
あらかじめボタン上に指を置き、指の動きだけで反応する場合(上段)では、反応刺激提示からボタン押しまでの時間を反応時間とする。
指をスタート位置から動かして(リーチング動作)ボタンを押す場合(下段)では、運動開始までを反応時間とすることが多い。
ただし、運動時間も含めて反応時間と呼ぶこともある。]]


反応時間測定では、手指ボタン押し反応を用いることが多い。
反応時間測定では、手指ボタン押し反応を用いることが多い。
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<ref><pubmed>12200181</pubmed></ref>
<ref><pubmed>12200181</pubmed></ref>
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'''B Libet'''<br>
'''ベンジャミン・リベット 下條信輔(訳)'''<br>
Mind time: The temporal factor in consciousness.<br>
マインド・タイム 脳と意識の時間<br>
''Cambridge, MA: Harvard University Press'': 2004
''東京: 岩波書店'': 2005
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