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(ページの作成:「<div align="right"> <font size="+1">[https://researchmap.jp/7000009118 王 丹]</font><br> ''理化学研究所 生命機能科学研究センター 脳エピトラン…」) |
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''理化学研究所 | ''理化学研究所 生命科学機能センター 脳エピトランスクリプトミクス研究チーム''<br> | ||
DOI:<selfdoi /> 原稿受付日:2021年12月21日 原稿完成日:2021年X月X日<br> | DOI:<selfdoi /> 原稿受付日:2021年12月21日 原稿完成日:2021年X月X日<br> | ||
担当編集委員:[http://researchmap.jp/2rikenbsi 林 康紀](京都大学大学院医学研究科 システム神経薬理学分野)<br> | 担当編集委員:[http://researchmap.jp/2rikenbsi 林 康紀](京都大学大学院医学研究科 システム神経薬理学分野)<br> | ||
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英:messenger RNA<br> | 英:messenger RNA<br> | ||
同義語:メッセンジャーRNA | |||
英略語:mRNA | 英略語:mRNA | ||
{{box|text= 伝令RNA ( | {{box|text= 伝令RNA(messenger RNA, mRNA)は、細胞がタンパク質を合成する(翻訳)過程で、DNAから転写される一本鎖のリボ核酸である。mRNAの転写、翻訳、局在の制御はタンパク質の量と細胞内局在を規定する。神経細胞において、この制御は重要である。なぜなら、神経細胞では、軸索、樹状突起、シナプスといった極度に複雑な形態的区画のそれぞれが独立して、神経活動や局所シグナルに応じた機能的な役割を分担しているからである。これまでに、神経細胞内のmRNA分子を軸索、成長円錐、樹状突起、シナプスといった細胞体から遠い場所に輸送し、その場所で翻訳する(局所翻訳)メカニズムが存在することが知られてきた。このmRNAの輸送と翻訳制御メカニズムは、軸索伸長と誘導、損傷の再生、シナプス形成、刈り込み、可塑性など、神経細胞が機能を果たす上で欠かせない。神経変性疾患および精神疾患においては、このメカニズムの破綻が多く報告されている。}} |