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転写途中あるいは転写完了後にRNAプロセシングが開始される。この過程でイントロンは取り除かれ、エクソンだけが継ぎ合わされる(図1)。なお、このスプライシングの過程において、一種類のmRNA前駆体から異なるパターンのエクソン連結が行われることで複数種の成熟mRNAが合成され得る(選択的スプライシング)。 | 転写途中あるいは転写完了後にRNAプロセシングが開始される。この過程でイントロンは取り除かれ、エクソンだけが継ぎ合わされる(図1)。なお、このスプライシングの過程において、一種類のmRNA前駆体から異なるパターンのエクソン連結が行われることで複数種の成熟mRNAが合成され得る(選択的スプライシング)。 | ||
[[ファイル:MRNA Fig1.png|300px|サムネイル|'''図1. mRNAの合成過程'''<br> | |||
RNAポリメラーゼによりmRNA前駆体 (pre-mRNA)が合成される。mRNA前駆体に含まれるイントロン(intron)は取り除かれエクソン(exon)だけが継ぎ合わされる。RNAプロセシングを経て成熟したmRNAは、5’Cap構造(m7Gppp)、5’非翻訳領域 (5’UTR)、 コーディング領域 (coding sequence)、3’非翻訳領域UTR (3’UTR)、ポリA配列によって構成される。成熟したmRNAは、核内から核膜孔を通って細胞質に運び出される。図はBioRenderより作成。]] | |||
== 構造 == | == 構造 == |