「Bienenstock-Cooper-Munro理論」の版間の差分

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 Bienenstock-Cooper-Munro理論は、それまで実験的に確認されていなかった同シナプス性LTD (homosynaptic LTD) の存在<ref name=Dudek1992></ref>(12)や、[[双方向性シナプス可塑性]]([[bidirectional synaptic plasticity]])、[[メタ可塑性]](metaplasticity)の発見をもたらすなど<ref name=Bear2003><pubmed>12740110</pubmed></ref>(16)、その後のシナプス可塑性における実験研究の発展に重要な役割を果たした。
 Bienenstock-Cooper-Munro理論は、それまで実験的に確認されていなかった同シナプス性LTD (homosynaptic LTD) の存在<ref name=Dudek1992></ref>(12)や、[[双方向性シナプス可塑性]]([[bidirectional synaptic plasticity]])、[[メタ可塑性]](metaplasticity)の発見をもたらすなど<ref name=Bear2003><pubmed>12740110</pubmed></ref>(16)、その後のシナプス可塑性における実験研究の発展に重要な役割を果たした。


また近年では、シナプスの恒常性維持機構として知られている[[シナプス・スケーリング]](synaptic scaling)や[[興奮・抑制バランス]](excitation/ inhibition balance) シフトといった[[恒常性可塑性]](homeostatic plasticity)と、Bienenstock-Cooper-Munro理論に代表されるヘブ型可塑性(Hebbian plasticity) との相互作用に着目した研究も行われている<ref name=Keck2017a><pubmed>28236778</pubmed></ref><ref name=Keck2017b><pubmed>28093552</pubmed></ref>(17,18)。
 また近年では、シナプスの恒常性維持機構として知られている[[シナプス・スケーリング]](synaptic scaling)や[[興奮・抑制バランス]](excitation/ inhibition balance) シフトといった[[恒常性可塑性]](homeostatic plasticity)と、Bienenstock-Cooper-Munro理論に代表される[[ヘブ型可塑性]](Hebbian plasticity) との相互作用に着目した研究も行われている<ref name=Keck2017a><pubmed>28236778</pubmed></ref><ref name=Keck2017b><pubmed>28093552</pubmed></ref>(17,18)。


== 参考文献 ==
== 参考文献 ==

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