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富山大学医学部分子神経科学講座 | <div align="right"> | ||
<font size="+1">[http://researchmap.jp/YoshidaTomoyuki 吉田 知之]</font><br> | |||
''富山大学医学部分子神経科学講座''<br> | |||
DOI:<selfdoi /> 原稿受付日:2025年3月31日 原稿完成日:2025年5月21日<br> | |||
担当編集委員:[https://researchmap.jp/hayashi-takagi/?lang=japanese 林(高木)朗子](国立研究開発法人理化学研究所 脳神経科学研究センター)<br> | |||
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英:interleukin 1 receptor associated protein like-1<br> | |||
英略称:IL1RAPL1 | |||
{{box|text= インターロイキン-1受容体付属サブユニット様タンパク質1 (interleukin 1 receptor associated protein like-1; IL1RAPL1)はインターロイキン1受容体ファミリーに属する1型膜貫通タンパク質である。神経系に広く発現し、主に興奮性シナプス後部に局在する。シナプス前部の受容体チロシン脱リン酸化酵素PTPRDと結合することによって興奮性シナプスを誘導するシナプスオーガナイザーである。ヒトIL1RAPL1遺伝子はX染色短腕に存在し、X連鎖型非症候性知的障害(MRX)10, 21, 34家系の原因遺伝子として知られている。}} | {{box|text= インターロイキン-1受容体付属サブユニット様タンパク質1 (interleukin 1 receptor associated protein like-1; IL1RAPL1)はインターロイキン1受容体ファミリーに属する1型膜貫通タンパク質である。神経系に広く発現し、主に興奮性シナプス後部に局在する。シナプス前部の受容体チロシン脱リン酸化酵素PTPRDと結合することによって興奮性シナプスを誘導するシナプスオーガナイザーである。ヒトIL1RAPL1遺伝子はX染色短腕に存在し、X連鎖型非症候性知的障害(MRX)10, 21, 34家系の原因遺伝子として知られている。}} | ||