「脳室」の版間の差分

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== 水頭症 ==
== 水頭症 ==


 [[脳脊髄液]]の産生・循環・吸収などいずれかの異常により髄液が頭蓋腔内に貯まり、脳室が正常より大きくなる病気である。脳脊髄液による脳の圧迫が、脳機能に影響を与える。おもに乳幼児に多くみられる。
 [[脳脊髄液]]の産生・循環・吸収などいずれかの異常により髄液が頭蓋腔内に貯まり、脳室が正常より大きくなる病気である。[[脳脊髄液]]による脳の圧迫が、脳機能に影響を与える。おもに乳幼児に多くみられる。


 原因は、先天奇形に伴うもの、脳の器質的疾患によるもの、感染症(トキソプラズマが有名)などによるものがあるが、症状としては脳圧が上がることによる頭痛や嘔吐、視神経の圧迫による視力低下や視力異常、失明があり、これらの症状が天気による気圧の変化に影響されることがある。治療法は、脳室と腹腔とを繋ぐように皮下にチューブを通す脳室―腹腔短絡術(V-P shunt)を行うのが一般的である。その他に、脳室と心房とを繋ぐ脳室―心房短絡術(V-A shunt)、腰椎硬膜下腔と腹腔とを繋ぐ腰椎―腹腔短絡術(L-P shunt)も行われる。
 原因は、先天奇形に伴うもの、脳の器質的疾患によるもの、感染症(トキソプラズマが有名)などによるものがあるが、症状としては脳圧が上がることによる頭痛や嘔吐、視神経の圧迫による視力低下や視力異常、失明があり、これらの症状が天気による気圧の変化に影響されることがある。治療法は、脳室と腹腔とを繋ぐように皮下にチューブを通す脳室―腹腔短絡術(V-P shunt)を行うのが一般的である。その他に、脳室と心房とを繋ぐ脳室―心房短絡術(V-A shunt)、腰椎硬膜下腔と腹腔とを繋ぐ腰椎―腹腔短絡術(L-P shunt)も行われる。
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