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<font size="+1">[http://researchmap.jp/read0175238 伊藤 浩之]</font><br> | |||
''京都産業大学 コンピュータ理工学部 インテリジェントシステム学科 京都産業大学 コンピュータ理工学部''<br> | |||
DOI XXXX/XXXX 原稿受付日:2012年5月14日 原稿完成日:2012年8月27日<br> | |||
担当編集委員:[http://researchmap.jp/ichirofujita 藤田 一郎](大阪大学 大学院生命機能研究科)<br> | |||
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英語名:grandmother cell hypothesis 独:Hypothese vom Großmutterneuron 仏:théorie du neurone grand-mère | 英語名:grandmother cell hypothesis 独:Hypothese vom Großmutterneuron 仏:théorie du neurone grand-mère | ||
同義語:gnostic cell hypothesis | 同義語:gnostic cell hypothesis | ||
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脳の中には自分のおばあさんを見たときだけに特異的に活動する単一または少数の細胞が存在し、この細胞の活動が自分のおばあさんの対象認識に対応するという仮説。神経細胞活動による情報の[[符号化]]の議論において引用される概念である。視覚対象認識において用いられることが多いが、他の感覚種(モダリティ)に拡張し、複数の特徴(異なるモダリティ間も含めて)の特定の組み合わせの対象または記憶の情報に対して一対一の関係で活動する単一の細胞の存在を仮定する脳の符号化モデルとして一般化される。 | 脳の中には自分のおばあさんを見たときだけに特異的に活動する単一または少数の細胞が存在し、この細胞の活動が自分のおばあさんの対象認識に対応するという仮説。神経細胞活動による情報の[[符号化]]の議論において引用される概念である。視覚対象認識において用いられることが多いが、他の感覚種(モダリティ)に拡張し、複数の特徴(異なるモダリティ間も含めて)の特定の組み合わせの対象または記憶の情報に対して一対一の関係で活動する単一の細胞の存在を仮定する脳の符号化モデルとして一般化される。 | ||
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== 歴史的経緯およびその概念 == | == 歴史的経緯およびその概念 == | ||
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== 参考文献 == | == 参考文献 == | ||
<references /> | <references /> | ||